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〜地方暮らしの1日〜さつまいも掘りと芋焼酎の仕込み

こんにちは!
お酒が大好きで、霧島に赴任してから本格焼酎の面白さにどハマりした星野リゾート社員のはしもとです。

本格焼酎がユネスコ無形文化遺産に登録されて、焼酎の価値が上がっている今日この頃。先日の休みに、いつもお世話になっている中村酒造場様と一緒に、霧島で自然栽培で作物を作られているマルマメン工房さんで、さつまいも掘りに参加させていただきました!

今年の5月に苗を植え付けて、待ちに待った芋掘りです!


〜5月と9月の状況〜

5月に植えたさつまいも
9月のさつまいも畑
蔵の方、飲食店さんの方と伺って生育状態確認!
9月のさつもまいも
小ぶりだけどすくすく育ってる!

〜待ちに待った12月の芋掘り〜

まずはマルチ(黒いシート)剥がし!

これだけでも一苦労!腰が痛みます!

一畝50mくらい
残り右側のマルチ!これだけで腰痛い!

続いてポテカルゴという芋掘りトラクターに乗って芋を掘っていきます!

同時に芋の汚れや髭を取っていきます!

ポテカルゴ
名前がキャッチーで可愛い
芋を掘って、ベルトコンベアで上げて4人で処理していく
これがなかなか忙しい!
中村酒造場の蔵の方々とビールの醸造家と一緒に!
実際に乗ってみんなでせかせか
芋を掘ったタイミング、蔵に送る前に土や髭を落としていくことで
蔵での手間がだいぶ省ける、大事な作業

二畝終えたら芋を運んでいきます

二畝掘ったらいっぱいになった芋を運んでいく
めちゃめちゃ重い!
めちゃめちゃ綺麗!
品種は黄金千貫
芋焼酎で一番使われているさつまいもです!
大体一袋で450〜500kg
1日目は2t弱収穫して終了!
因みに、中村酒造場ではこの分を1日で仕込んでいきます

二日目、、

なんと、、ポテカルゴの歯の部分が壊れてしまい
トラクターで芋を掘って、人海戦術で芋を回収することに。

芋を見落とさないように目と手を凝らして掘っていきます。
更に足腰疲れる…
ポテカルゴのおかげでどれだけ作業が効率されているのやら…
芋掘り終盤
ラストスパートもみんなで頑張って芋掘り!
無事芋掘りを終えて、トラックに積んで蔵へ!
黄金千貫は傷みむのが早いので3日以内に蒸して焼酎にしていきます。

今回はトラクターで行い、少し壊れただけでかなり負荷を感じましたが
昔の人達はこんな機械もないと考えると…
農家さんには本当に頭が上がりません。

焼酎蔵で芋切り!

マルマメン工房の増田さんと一緒に蔵で芋切り
ひとつひとつ目でみて、鼻で嗅いで切っていきます。
大小違うため機械ではできない作業
美しい
この時期にこんな綺麗な黄金千貫は絶対見られない!
マルマメン工房さんの自然栽培だからこそ!
芋がこの中に入り、蒸されていきます

明日この蒸し芋を一次醪に入れて二次醪として10日間程発行していきます。
そしてその後蒸留して芋焼酎が出来上がります!
超楽しみだ〜!!!

一次醪
これに芋を入れていきます

体験を終えて

広さは正確にはわかりませんでしたが、3面ほどさつまいもを植えたうちの
今回は2面のさつまいもを、2日にかけて芋掘りを行いました!
残りの1面はというと、残念なことに植え付けたそばから鹿や猪に葉を食べられてしまい、見送りになってしまいました…
自然との共存の難しさ…農家や生産者の方と関わると、こういったことが深刻な問題でもあり、生産者の生活にとって本当に大変だなと感じます。

芋焼酎だけを切り取っても、焼酎蔵だけでなく
芋焼酎の原料となるお米やさつまいも生産者がいて成り立っています。
飲み手としても、提供するものとしても、造り手の人となりや生産者の想いを聞くのと聞かないとだとこちらの想いも変わりますし
知ったからこそ改めて本気で取り扱わなければいけないと使命や責任を感じます。

地方で暮らす

焼酎を通じて色々と勉強させられますし、観光人材として自分に何ができるのか、考えさせられる毎日です。
こういったものも単に取り扱うのか、相手に背景や価値をどれだけ伝えられるかと考えて取り扱うか
なかなか難しいですが、後者の方が働いていて楽しいですし、それが星野リゾートとして働く使命だと思っています。
なによりも色々な人の想いに触れるのは本当に楽しい!
鹿児島の他、他の地域でも伝統産業やこだわりのある造り手がいるので、地域活性や地方創生が興味のある方は、是非星野リゾートで働くことも視野に考えていただけたら嬉しいです!




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