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#10 座りすぎてる日本人

最近、スポーツ庁のSport in Lifeの趣旨に賛同し、コンソーシアムへの加盟をしました。そして、そのスポーツ庁のサイトを見ていたら、日本人の座位時間が世界最長とあり、気になったので、私なりに色々と調べて記事にしま
した。

座位時間が世界最長

シドニー大学などオーストラリアの研究機関の調査で日本人の成人が平日に座っている時間が1日7時間だったようです。これは調査した世界20カ国の中で、もっとも長い時間でした。

これを見て私は、1日7時間座っていることが座りすぎであるということに驚きました。私は仕事でもプライベートでも平日でも休日でもほとんど座っています。自分が座っている時間を意識したことはありませんが、7時間以上は確実に座っていると思います。下手をすれば、12時間程度座っているのではないでしょうか、、、いや、もしくはもっと座っているかもしれません。

座りすぎの悪影響とは?

では、座りすぎはどれほど体によくないのか調べてみました。

WHO(世界保健機関)によれば、「世界で年間200万人の死因になる」という発表もあり、長時間座り続けることで血流や筋肉の代謝を低下させ、心筋梗塞、脳血管疾患、肥満、糖尿病、がん、認知症など健康に害を及ぼす危険性が指摘されているようです。

喫煙は世界で500万人以上、飲酒は300万人以上の死因といわれていますが、座りすぎでも世界で年間200万人の死因になるということ、とても驚きました。座っているだけのはずが喫煙や飲酒と同じように健康リスクを脅かす問題だとは考えもしませんでした。また、1日に座っている時間が4時間未満の成人と比べ、1日に11時間以上座っている人は死亡リスクが40%も高まるといわれているようです。

なお、座りすぎは体の健康だけではなく、メンタルにも悪影響を与えるようです。明治安田厚生事業団体力医学研究所の調査によると、1日12時間以上座っている人は、6時間未満の人と比べて、メンタルヘルスの悪い人が約3倍も多いということがわかりました。座りすぎによる疲労やストレス過多は「うつ病」などにもつながる可能性があります。

座りすぎを回避するためには

ここまで座りすぎの悪影響を見てきましたが、いかがでしたでしょうか?私は座っている時間が長いというだけで、まさかここまでの悪影響があるなんて思いもしませんでした。私も普段座っている時間が多いので、今のままの生活を続けていると非常にまずそうですね、、、

そもそも日常生活での人間の動作や姿勢は、ダンスするとかぶら下がるとか逆立ちなど特殊な姿勢や体勢、動作などを除けば、「座っている」か「立っている」か「寝ている」か「歩いている」か「走っている」かぐらいのものではないでしょうか。
座っている状態でもやりすぎると悪影響になるということがわかりましたが、それ以外の動作や姿勢(立ちすぎ、寝すぎ、歩きすぎ、走りすぎ)をやりすぎてもそれはそれで体に良くないと思います。例えば、走り過ぎで身体の機能に支障が出るなどあるでしょう。要は長時間同じ姿勢でいることが体に良くないであろうということと、何事もやりすぎないバランスが大事だと考えます。

仕事がデスクワーク中心でどうしても座っていないといけない状況だという方も多いかもしれません。ですが、デスクワークだからといって、座りすぎや長時間同じ姿勢でいることは体に悪いとわかっていますので、時々立ち上がったり、休憩中は立つなど、難しいかもしれませんが、なんでも良いので、座りすぎを解消してほしいと思います。
30分に1度立ち上がり動くと、座りすぎによる健康リスクを軽減するといわれていますし、最近では、立つことを促すアプリなどありますので、そういったものを利用して、座りすぎないように是非意識してみてください。

「いや、休みの日に運動してるから自分は大丈夫だ」と思う方もいるかもしれませんが、座りすぎの健康リスクを帳消しにするには1日60分以上の運動が必要だという研究もあるようです。ですので、休日でも以下のようなことを意識して生活すると座りすぎを緩和できると思います。

・座りながらテレビを見る時間を減らす
・テレビのCM中は立ち上がって何かをする
・座ったままネットサーフィンをしすぎない
・何かの合間にストレッチを挟む
・ネットショッピングよりも実際に買い物に出かける
・ウォーキングなど軽く運動をする

最後に

私自身も今の生活のままでは非常にマズいと感じました。なので、休日は運動したり、昔やっていたスポーツをやったり、仕事でもなるべく「立つ」、「動く」ように意識し、座りっぱなしという状況を少なくし、バランスを上手にとっていきたいと思います。

また、本当にちょっとした意識で、座りっぱなしは回避できると思いますので、私はこの記事を書き終わったら、とりあえずスタンドを促すアプリを設定し、スマートウォッチに通知が来るように設定しようと思います。(iPhoneを使っているので、アップルウォッチアプリからアクティビティにいきスタンドリマインダーをオンにすると、1時間のうち50分座ったままだと通知が来るようにできます。ただし、30分座りっぱなしなら通知が来るようにするなど細かな設定はできない。)そうすると座りっぱなしの場合、通知が来ますので、自分がずっと座っていないかどうかの意識は嫌でもできるようになると思います。そして、通知が来たら、とにかく立って動く、仕事中でもプライベートでも実践していきます。

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