社員の好きな石種シリーズ第③弾! 再度登場 佐賀県の銘石「天山石」編
こんにちは!大阪石材note 編集部です。
当初は何も考えずにスタートした公式noteですが、1日の内にフォロワーが20以上増えるなど全く予想していなかったことが起きています。
読んでくださった方々、本当にありがとうございます!
前回はこちらです
先日、ピルクル大好きな大阪石材のエース、外山さんの回でご紹介した「天山石(てんざんせき)」に関しては、入社して全く石について知らなかった編集部の私からしても「言語化できないかっこよさ」を感じたことを覚えています。
石に関しての感性は絵画を見る感覚と近いと思っているので、そこまで深く考えずに楽しんでくださいね!
社員の好きな石種シリーズ第3弾
ということで、「社員の好きな石種紹介シリーズ」第3弾として取材したのは・・・
1,2弾でご紹介した安達さんや外山さんの先輩であり、大阪石材のまとめ役 高木 健司(けんじ)さんです!
高木さんは、外山さんのような人を寄せ付けない覇気というよりは、安達さんのように厳しい中に温かさを感じます。(外山さんもたまに温かいです)
仕事で「いや・・・それはちょっと無理ないですか?」っていう案件があったとしても、高木さんにやってきてほしいと言われたら「わかりました!やってきます!」って脊髄反射で答えてしまいそうな気がするので、不思議です。
簡単に高木さんのプロフィールをご紹介しますね。
高木さんは、元々全く営業志望ではなく、むしろ絶対いやだと思っていたそうです。
それでも飛び込んだ業界で辛い局面の度に向いてないと思っていた時同期が辞め、その方が退職する時に社長に対し今の仕事を天職だと思っているかを聞いた所、社長は
「天職かどうかはしらんけど、仕事をしている時は天職だと思って取り組まないとお客さんに対して失礼やろ」と答えたと言います。
その時に、要はどうありたいかが大切で、良い悪いの基準は自分自身だと感じて取り組むようになりました。
そんな高木さんの「推し石」が、外山さんと同じ佐賀県と採石される銘石「天山石」です!
天山石(てんざんせき)とは?(第2回)
前回ご紹介したので、簡単にご紹介しますね。
「天山(てんざん)石」は、青みがかった見た目が特徴で、艶のある見た目と抜群の石質から”理想の石”と呼び声の高い銘石です。
第3回目にして被ってしまったので少し焦っていることは置いといて、また違った視点から「天山石」を語っていただけるので、楽しんで読んでいただければと思います!
高木さんが思う「推し石」“天山石”の好きな所
1,そもそも石に興味がない中で好きになれた石種
石には全く興味がなく入社したばかりの頃はまったく違いがわかりませんでした。
当時は見本石を家に持って帰り、枕元に並べたりしていたのですが・・・
上司から石を好きになれと言われましたがそもそも興味がないため
好きにもなれませんでした。
そこで視点を変え、当時は買い物をする時にレビューを参考にしていたのもあり、毎日現場でお墓を建てている職人さんにインタビューをしました。
予算度外視で自分の家のお墓を建てるなら?様々な理由ではありましたが多くの職人さんが「天山石」をあげました。
2,よく見ると癖がある
100年立っても綺麗な艶を保ち続け経年変化が少なく水を吸いにくい。
極小の赤っぽい鉱石がよく見るとある、ちょっと粗めの目合で癖があるなど。
ぱっと見では分からないのですが、知っていくにつれて個体差があるので魅力を感じます。
3,お客さんとのお話がきっかけ
当時一番人気の愛媛県産の銘石「大島石」と「天山石」をご提案したお客様から
「髙木君ならどっちがいい?」
と質問され
「僕は変わりもんなんで天山ですね」
と回答すると、その方も
「私も変人やから天山にするわ」
と言って頂き、その辺からより好きになっていきました。
最後に一言
そういった経緯もあって「天山石」が大好きです。
一時は天山石ばかりご提案していて自分の建立履歴をみても天山石ばかりの時もありました。私も長男で父が墓地のみ確保してくれてます。
いずれは私が建立する時が来るのですがその際は天山石でと決めています。
そういった石のほうが営業としても自信を持ってお客様にご提案ができると思います。
そして振り返れば結局上司の教えの通り石を好きになってしまったのだなあと思いました。
最後に
いかがでしたか?
編集していてジーンときてしまったのですが、このように石を好きになるきっかけというのは本当に人それぞれです。
ただただ名前かっこいいから、見た目が好きだから、よく旅行に行く場所で採石される石だから
全部が好きになる理由になり得ます。
前回もご紹介したのですが、「天山(てんざん)石」は大阪石材「お墓の展示館」に現品を展示しているので、ぜひ遊びに来てください!
次回の「社員の好きな石種紹介シリーズ」も制作中なので、お楽しみに!