#57 【野菜の消費ランキング】大阪はあの野菜の消費が全国1位!
前回は果物の消費について調べました。
今回は野菜の消費者の傾向(※)を見ていきます。
※2人以上の世帯が年間に品目別に購入する量および金額(家計調査:2020年~2022年の平均値で県庁所在地別(+政令指定都市)より)
大阪の野菜消費の特徴
全国平均よりは消費額が大きい
生鮮野菜への支出額の全国平均は72,326円、大阪市は76,508円で全国平均より少し高かったです。首都圏が消費額の上位を占めていました。
消費額1位はトマト!そして注目の野菜が!!
大阪の野菜の年間消費額はこちらのとおりです。
トマトが最も多く、次いでたまねぎ、ねぎ、少し離れてキュウリ、ジャガイモでした。この傾向は全国とあまり違いません。
ただ、大阪が消費額1位の野菜がありました。
それはなんと、、
はくさいです!
1位が大阪、2位が堺市、と大阪でTOP2を占め、さらに8位までの中に7つも関西圏の都市が入っています。
関西は手頃な鍋をよくするかららしいです。
全国の野菜消費の特徴
消費額はトマトが圧倒的
全国の傾向を見ると、トマトの消費額が圧倒的に多く、2位のたまねぎの倍以上です。
比較的単価も高く、かつサラダなどで食べる頻度が多いのですね。
産地で消費が多い品目〜さつまいも〜
果物と異なり、産地で特に消費が多い品目はあまりありませんでした。
果物よりも野菜の方が産地があまり偏ってないこともあるかもしれません。
そういった傾向の中、さつまいもは鳴門金時で有名な徳島市が群を抜いて消費額が大きいです。
産地以外で消費が多い品目〜レタス、さといも、ほうれん草、にんじん等〜
サラダ野菜(きゅうりやレタス)は首都圏で消費額が大きいです。
サラダを食べる機会が首都圏だと多いのでしょうか?
たけのこ、さといもは山形県が圧倒的に消費しています。
さといもに関しては芋煮文化も関係ありそうです。
ほうれん草はトップ3を東北が占めます。
寒締めほうれん草がよく育てられているからでしょうか?
そして、最後ににんじんは那覇市で消費が多いです。
那覇はほぼ全ての野菜の単価が高いのですが、その中でも一定の消費量がありました。
まとめ
大阪がそんなに白菜の消費が多いという印象はなかったので驚きでした。
お好み焼きでキャベツの消費が多いかと思っていましたが案外そんなことはありませんでした。
そして果物と違い、野菜は産地でないところで消費される傾向があり、食文化との関わりが深そうです。
特に地元と違う地域に引っ越された方は、スーパーの野菜の並び方などで感じるものがあるのか気になりました。