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映画「マーベルズ」キャプテン・マーベルとミズ・マーベル
○ミズ・マーベルこと、カマラ・カーンはアベンジャーズでいうところのスパイダーマンみたいなポジションだった。キャロルに早口で話す所やヒーローとして二人よりもまだまだ経験不足だからだ。とはいえ、ラストまでで成長し、ヒーローとして一人前になったと言える。一人で考え行動できるようになったのは、キャロルとモニカの背中を見たからだろう。ヒーローを育てるのはやはらヒーローというわけだ。
○本作は過去作と比べても見やすい。味方に裏切り者はいないし、ストーリーも分かりやすい一本道。キャプテン・マーベルの偽物か?みたいなミスリードもあるが、すべて本物できちんと本人が苦悩しているから、キャラが描かれている。最近のマーベルはキャラが十分描かれていないことがあったので、少し不安だったが2回観るほど面白かった。キャプテン・マーベルは歴代のマーベルヒーローと比べてかなり強いのでどうなるかと思ったが杞憂だった。
○キャプテン・マーベルことキャロル・ダンバース。今回は内面が描かれて良かった。親友の娘のモニカに真正面から会話出来なかったり、クリー人の惑星ハラ滅亡のきっかけを作ったりと、完璧なヒーローではない一面が見れた。最初はミスリードかと思ったけど、一本道で面白かった。前作で子供だったモニカが並び立って戦うのは素晴らしい。ヒーローには相棒が必要だからだ。入れ替わりするから、本作ではかなり便利な設定だった。
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