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【映画】『フォールガイ』感想@エンドロール×スタントマン×アクション重視

■エンドロール×スタントマン×アクション重視

・この映画はスタントマンに注目している。ラストのメイキングは、他の映画でも観たいぐらいだ。普段は彼らを視ているが観ていない。エンディングで、役者と彼らが映ってどのように映画を作っているが観てみたい。アクションは彼らあってのものなのだ。

・アクション重視で、エンドロールでのメイキングは見応えがある。カーアクションや映画撮影の場面でのスタントマンの仕事ぶりが印象的だ。なにせスタントマンの活躍は映画を観ていると基本的に分からない。俳優が演じて、彼が実際にアクションしているように見える。まあ、それが彼らの仕事であり、プロなのだ。

・割と序盤は退屈に思えるが、トム・ライダーの本性が分かるあたりから面白くなる。黒幕というか、ああプロデューサーは俳優の味方で、まさにスタントマンを身代わりにするんだなあと思った。どう逆転するの?と思っていたが、予想できそうで出来なかった。まさにアクションの勝利。

■スタースターのトム・ライダーと黒幕プロデューサー

・スーパースターのトム・ライダーが終始クズで、救いようがないのは主役のコルトを相対的にカッコよくしている。コルトのスタント器具に細工して大怪我させたのはひどいし、かなり自分勝手。

・スターだからこそ、プロデューサーもトムの犯罪を隠蔽してコルトに罪を被せようとするしめちゃくちゃ。ということはスターが問題起こすたびにもみ消していたわけだから実はトムよりも悪辣。

■魅力あるスタントマンと悪役主人公

・映画スターが悪役でスタントマンが正義のヒーローの構図。スターとプロデューサーがタッグ組んで犯罪隠蔽。スタントマンは良いように利用されるが、こちらは監督てタッグ。対比になっている。

・スタントマンにスポットを当てているが、実はストーリーよりもアクションがテーマ。しかも、スタントマン自身のアクション。エンドクレジットでのメイキングがいい感じで、スタントマンのための映画かもしれない。


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