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映画「アンダーカレント」銭湯が舞台×嘘つき夫×失踪と離婚

○真木よう子さんの演技が光っていたと思う。銭湯が舞台であるのだが、失踪した夫、銭湯で働きたいと言う謎の男性。ラストまで謎な部分があり、最後まで見ないとよく理解できない作品だ。銭湯を経営するかなえの夫、悟が失踪するのだがらこれがとんでもない人物。嘘、しかも自分に都合の良い嘘をつき、それを人に信じさせ、さらにいなくなっても悟に対して悪い感情を抱かせないように対処するのが上手い。これが非常にたちが悪く、本人は何とも思っていないが、まわりが不幸になるという最悪な状況に陥る。悟は最後にかなえと対話して、離婚届を渡し、お互い離れるというがどこまで本当か分からない。嘘で塗り固められた男だから、観ていて不安しかなかった。海沿いのカフェで対話するのだけど、いつ暴力的な行為があるのかとドキドキしてしまった。なにせ、探偵を雇いかなえを調査させているぐらいなので何を考えているか分からない。暴力は杞憂に終わったが、結局上手く別れることができた。詐欺師のように相手やまわりを丸め込む才能があるために本当に信用していいか分からない。最後まで謎の人物でなぜかなえと結婚したのかもわからない。信じるなら安らぎをえたかったのだろうか?

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