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映画「聖闘士星矢 The Beginning」感想 アテナとフェニックスがボスとか聞いていないが、ペガサスなら何とかしてくれる

予想よりもはるかに面白かった。マジに聖闘士星矢をしていた。実写化は原作無視を危惧していたが、杞憂に終わった。小宇宙が燃え上がるぐらいの映画だ。聖衣は色々言われていたが、全身の鎧になっていて、すごくカッコいい。質感もほどほど。まあ、色は原作みたいにすると、シルバー聖闘士になってしまうから仕方がない。フェニックスは、原作に近い衣装なので、ペガサスだけ差別化されている。原作を知らない人向けに作られているなあといった印象だ。正直、カシオスが終盤まで出てきたり、フェニックスがそれほど強くなかったり、ドラゴンら他の青銅聖闘士が出てこなったりと不満はある。

それにしても、カシオスが出すぎなのは気になった。正直、肩アーマーだけの原作再現練習着聖衣で、ワンパンで倒してほしかった。別に実写で掘り下げられているキャラでもないし、人工聖衣で強くなったが、所詮隊長クラスだ。正式な覚醒ペガサス聖衣にワンパンだが、終盤も終盤すぎる。あの役は、ドラゴンを出してもやるべきだったのでは?と疑問に感じた。カシオスは何か救いがない改造されたのが何気にショックだ。シャイナさんも出てこないから、インパクトも薄い。ペガサス聖衣をかけて戦った中なのに、小宇宙も使えなさそうだったのが、少し残念だ。

観ていた時は、ドラゴンあたりはでてくるだろうとは思ったが、そんなことはなかった。ペガサス聖衣で戦ったライバルなのに、初戦はフェニックスとは、恐れ入った。明らかに違和感があるし、フェニックスの目的もよくわからない。黄金聖衣なのは分かるが、なぜアテナに向かっていったのか。過去が一切不明だから、何が何かわからないら、ただ、城戸光政がきれいになっていて、面白かった。原作では結構ヤバい設定だったが、本作では、アテナを守るためにセイヤをかばったりしていて、愛を感じる。また、辰巳役のキャラが強く、光政が頼りにしている人物になっていた。セイヤの相棒になっていて、原作をしっているとニヤニヤする。原作だと沙織命で星矢を煙たがっていたからだ。人間関係はめちゃめちゃ変わっているが、アテナに関しては好意的なのは良かった。本作ではアテナがラスボスで、みんなから恐れられている。まあ、ペガサス聖衣とセイヤがいるなら何とかなるのだが。個人的には、フェニックスがラスボスか、暴走アテナに共闘みたいなものでよかったのに。フェニックスがいまいちマッチしていないのは違和感ありだ。原作みたいな最強キャラであって欲しい。


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