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【映画】『インサイドヘッド2』感想@大事な思春期×共感×友達
■大事な思春期×共感×友達
・観ていてた共感できる場面があったりするから楽しくも悲しかった。勝つために、入学するために友達を裏切ってでも先輩に取り入る。それって最低な行為かもしれないが、成功するための要素でもある場面がある。ライリーがアイスホッケーチームなに入り、豊かな高校生になるために。
・友達が自分と違う進路を選ぶなんて大人になると当たり前に思うが、子供の時は一緒にいる期間が長くて、裏切られた気持ちになるとは思う。あの車で始めて親友達と一緒の高校にいけなくなる恐怖は分かる。その場面はヒヤッとしたし、確かに恐怖だ。高校生になって孤立するかもしれない。
・ライリーのそんな精神状態にヨロコビ達は対応できないが当たり前だ。彼らはライリーが感情そのままにして出して、悪いことは忘れるようにしていたが、思春期が来て自分の進路や未来がかかっていると、顔と感情で差が生まれてしまう。シンパイの役目はそこだ。適切に未来に対して心配して行動する。シンパイは少しやりすぎたが。
■忘れない嫌な記憶は成長に繋がる?
・ヨロコビも間違いではないけど、嫌な記憶をすべてすっ飛ばすのは良くないとは思う。全部そうではなくて、嫌な記憶も成長の糧になる。最後に歪な自分の花ができるけど、本質はそーゆーものだと思う。嫌なことすべて忘れると悔しさとか生まれない。ただ、塩梅が難しい。
■思春期と心配
・シンパイが実質的に主人公。思春期あるあるで人間関係が突然大人っぽくなったように思うこと。
・確かに頭の中だとシンパイがやったように良いことも悪いことも考えて、現状を打開しようと考えるのは大人になってもすること。実践するかしないかは本人の良心や欲求によるとはおもいますが。
■感情と思春期とすべてか私と
◯観て良かったと思える作品でした。ライリーの感情が擬人化されていて、かなり賑やか。今回は思春期になるということでシンパイやハズカシなど新しい仲間が出てきます。鑑賞前はシンパイは明確な敵に見えましたが、ライリーを想う気持ちは同じ。ヨロコビたちとは違った方向性で動きます。
◯思ったのは、優しく、良い人だけでもダメで、利己的だけなのもダメ。それらを含めたすべての記憶や感情がライリー自身だということに行き着くのが素晴らしかった。良いこと、悪いことによって感情は揺れ動き、その人の個性や性格が変わる。それを花として表現していたのがいい。