【温泉シャーク】映画感想‐B級映画ではないサメ映画と定番
■B級映画ではないサメ映画と定番
予算がないのはスクリーンを観て伝わってくるが、ストーリーと勢いですべてを説明するのがすごい。観た感じB級映画なんだけど、気づけば集中して観ることが出来たので、中々に体験できないことだった。サメ映画は数多くあるが、定番は建物や船などの密室、孤島だったりやり尽くされた感があるが、特撮チックな日本らしいサメ映画が生まれた気がする。温泉地に襲撃してくるサメは中々に画期的。
■温泉地を襲うサメ
古代のサメが温泉地を襲う。怪獣ならまだしも、まさかのサメ。ジョーズよりもヤバさがあり、配水管を下って旅館などに侵入するサメは恐怖でしかない。一見荒唐無稽でギャグ映画かと思ったら、まったくの逆でシリアスのみ。税金を巨大な箱に入れる市長やサメ退治に執念を燃やす刑事、そして謎のマッチョ。彼らの個性が強く物語に強く影響している。サメVS人類という簡単な図式なのだが、ストーリーが上手く面白い。