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3分で読める「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」感想 国際的な恐竜の問題どこいった?
まさかのイナゴ推し
映画を観る前は、前作ラストの「世界に開放された恐竜たち」が問題になると思ってた。それが蓋を開けたら、まさかの巨大イナゴ。国際的な恐竜問題にはあまり触れず、いかにイナゴが危険かが問題の発端。確かに、前にバッタが国際的に問題になってはいたが、ジュラシックシリーズでするべきことなのか?
折角、ジュラシック・パークの主人公が揃ったのにイナゴで終始したのは残念。イナゴを隠れ蓑に新種恐竜を誕生させる展開を予想していたのになあ。なんでイナゴ推しなのか?かなりリアルにイナゴを解剖していたし、そりゃウー博士も改心しますわ。前作まで恐竜の研究をしていたのに。草食恐竜が食料食い荒らしているから博士の出番みたいなものは無理だったのか?
国際的な恐竜問題はどこ?
世界に散らばった恐竜が、人類と共存できるのか?国際的に恐竜が人間や動物の居場所に押し寄せる。そこに、オーウェンやクレア、歴代博士達が参加して、問題に取り組むものだと思っていた。食料問題として、草食恐竜たちが食べ物を食い荒らしたり、肉食恐竜や翼竜が人間を無差別に襲う。そーゆーのをイメージしてた。
劇中では、市場で恐竜が売買されていたが、前作でも観た光景だし、二番煎じ感が拭えない。恒例の軍人枠は中盤で姿を消すし、終盤は何と戦っていたのか分からない。ブルーの子供のベータも目立った活躍もなく眠らされるし、オーウェン参加のための舞台装置に見えてしまった。肝心のブルーも参戦しないし、ブルーファンは納得できないと思う。
メイジー関連は良かった
前作でクローンと明かされた、メイジーの真実は良かった。しっかりと愛されて生まれてきてます、決して、エゴではなかった。母親自身が見れなかった世界を見てほしいという願いは、しっかりと本作で受け継がれた。ブルーの娘のベータとも心を通わそうだったし、義理の両親であるオーウェンとクレアの意思を受け継いでいる。
だからこそ、ベータとの絆を魅せてほしかった。メイジーとベータが面と向かい合うのが序盤と終盤だけなんて少なすぎる。オーウェンの知らない間に、ベータと出会い、絆を深めていたら、今作の内容は変わったはず。三部作の完結編なので、次回作は俳優が変わるの可能性があるので、実に惜しい。