【映画】『マンガ家、堀マモル』感想@マンガ家×自分の過去×幽霊の正体
■マンガ家×自分の過去×幽霊の正体
・久しぶりに泣いた作品。マモルの家には3人の少年少女がいるが、まさかの正体。幽霊かと思っていたら、終盤でひっくり返されるのもある意味で心地よい。マモルと顔が違うから別人かと思っていたが、実は彼らの過去をしっかり見ていくとマモル本人かというのが分かる。少女は幼馴染の春かと思い、違う人物かと思ったが実は3人ともマモルというのはびっくりした。彼女の過去は春との重大な過去なので、自分とは違う存在として女性の姿にしたのかもしれない。3人の話を知るたびにマモルという人物が分かっていく。
・泣いてしまったのは、終盤の展開。春の死により、マンガが描くことができなくしまったマモルがマンガを通して過去と向き合い、春と会話する。その場面に連れて行ってくれるのが過去の自分達3人であり、自分で自分と向き合う姿に思わず涙が出てしまった。