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【ベルサイユのばら】映画感想‐オスカルとマリー

■オスカルとマリー


ベルサイユのばらを初めて観ました。

内容をまったく知らずに
観に行ったのですが、
まさかフランス革命が
大きく関わっていたとは。

世界史の中でも印象的なあの時期で、
貴族と平民がぶつかる
フランスの時代での
人々の暮らしがよく描かれていました。

特にオスカルは貴族と平民のことを
よく考えていましたし、
マリーの本質も理解している。

オスカルは自由を求め、
誰もが自由に行動しないといけない、
そんな彼の意思も感じました。

また、男性として育てられてきた人生と
内に眠る女性としての想いに
苦しんでいる。

フランスが不安定になるにつれて、
男性として民達を守るための行動を
していきます。

オスカルのその苦悩が見事に
描写されていくので、
彼に感情移入してしまう。

逆にマリーは生まれ持った女王
としての生き方に素直であり、
だからこそオスカルとすれ違うのだと。

マリーもフランスが
不安定な時代でなければ、
先代がもっと長生きすれば
変わったかもしれない。

そーゆー考えもよぎります。

ただ、物語として観るならば、
オスカルの苦悩、
生き方が一番大事ではあり、
マリーは彼とは違うことを
印象づけないといけません。

史実と空想、
マリーとオスカルがそれを
代表しているように思います。

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