映画「マイ・ブロークン・マリコ」感想 永野芽郁×叫び×人間模様
永野芽郁さんが凄かった。ひたすら叫んでいて、大声で。かわいさとは裏腹な声の圧力にビックリした。親友のため、自分のため、人生のために叫ぶのだ。まあ、突然叫ぶのでビビるのだが、その裏には親友への想いがこもっている。公式ページの写真からは想像出来ないイメージではある。劇中の永野芽郁さん演じるシイノはタバコを吸ったり、マリコの父親に包丁を向けたり、船の上で野宿したりとかなりワイルドでパワフルだ。ひったくりにあっても、コノヤローと追いかけていく。このパワフルさがないと物語が成り立たない。マリコへの数々の想いがマリコの死から思い出されていく。永野さんの演技がすごく、まさに体当たり演技だ。かなり永野さんが強く見えて、物語の核となっている。マリコもマリコで、彼氏作ったら死ぬとシイノに言いながらも、自分は彼氏を作ってシイノにまったく連絡しないなど、かなりぶっ飛んだキャラになっているのが印象的だ。