#35:各国の状況 “排出量ベースで63%に相当する国がNetZeroを宣言”🌍
この記事でお伝えしたいこと、わかること
・ネットゼロとは?
・二酸化炭素自体は悪ではない
・二酸化炭素を減らすよりも大切なこと
東京大学理事でグローバル・コモンズ・センター ダイレクターを務める石井菜穂子さんが、
令和3年6月22日に財務総合政策研究所で講演された際の資料
「Global Commons Stewardshipで日本と世界を駆動する」
https://www.mof.go.jp/pri/research/seminar/fy2021/lm20210408.pdf
から気になった内容をご紹介しつつ、
僕自身の考えも書かせていただければと思います。
今回は、「各国の状況
“排出量ベースで63%に相当する国がNetZeroを宣言”」という項目からです。
ネットゼロとは?
冒頭の資料の18ページのタイトルが、
各国の状況 “排出量ベースで63%に相当する国がNetZeroを宣言”
となっています。
NetZeroだけ英語!!(驚)👋
Coca・Cola zero(コカ・コーラ ゼロ)的な!?
ということで、まずはネットゼロから調べてみました。
参考にしたのは、
「環境情報を基礎から解説するサイト アスエネメディア」の「ネットゼロとカーボンニュートラルの違いとは?関連用語を一挙に解説」WEB記事からになります。
https://earthene.com/media/116
ネットゼロとは、
ネットゼロとは「温室効果ガスの排出が正味ゼロ」という意味で、カーボンニュートラルや実質ゼロ(=温室効果ガス排出ゼロ)という言葉とほとんど同じ意味で使われます。
温室効果ガスにはCO2だけでなくメタンなど地球環境に影響を与える全ての排出ガスを含み、温室効果ガス排出量から森林などの吸収量などを差し引いて合計がゼロになる状態を指します。
とのことでした。
カーボンニュートラルとほとんど同じ意味で使われるんですね!
二酸化炭素自体は悪ではない
二酸化炭素をはじめとする、温室効果ガスの排出については、それに伴う地球温暖化が懸念されていることから、近年排出量を減らそうという動きが活発になっている印象があります。
そうしますと、
二酸化炭素自体が悪いみたいなイメージで捉えがちになりそうですが、僕自身は「二酸化炭素自体は悪ではない」と考えています。
二酸化炭素自体は地球の自然界に元から存在するもので、中立的な物質だと思います。
例えば、植物にとって重要なのは、二酸化炭素と酸素と言われています。 植物は空気の中の二酸化炭素を吸って葉緑体で分解し、さまざまな糖質を作ります。
人間にとって限られたシチュエーション(温暖化懸念など)で、
不要と思われるものでも、他の生物にとっては必要なものであったり、有用な役割を果たしてくれている場合もあります。
もし、温室効果ガスがまったくなければ、それはそれで人類にとっては、寒くて住めない星になってしまいます。
では、なぜ二酸化炭素をはじめとする、温室効果ガスの排出が問題視されているのでしょうか?
それは温室効果ガスの排出が増えることで、
地球温暖化が進行すれば、気温が上がることで、
気候変動など「人間にとって不都合なこと」が起きるからと考えているためです。
ちなみに、
地球にとっては大気中の温室効果ガスが増えて、気温自体が、何度上がっても人間のように不都合ということはないでしょう。
実際にそのような時代も地球にはあったそうです。
だから、困るのは自分たち(人類)なんだよね。
という点で言えば、
地球を守ろう・環境を守ろう=
自分たち自身のためでもあるというのが正確な認識だと思います。
二酸化炭素を減らすよりも大切なこと
では、自分たちを困らせているものとは、
一体何なのでしょうか?
それは、僕たちの“行き過ぎた”経済活動が原因です。
わたしたちが生きていくために、幸せで豊かに暮らしていくためには、経済活動は欠かせません。
しかし、経済活動を維持していくためには、
僕たちが住む惑星である地球環境・そこに住まう森羅万象との共生があってこそ成り立ちます。
現在は、「共生」つまり、共に生きるという視点が、
人間同士、あるいは人間と地球環境の生態系の間で欠けていて、バランスが崩れて(行き過ぎて)いるのだと思います。
その結果、地球の循環・浄化・再生作用を上回るほどのスピードと量で、地球を破壊・汚染しまっているのが現状ではないでしょうか。
僕の考える二酸化炭素を減らすよりも大切なことは、
二酸化炭素という物質の排出量を減らすことよりも、
自分たちの“行き過ぎた”経済活動とその想いを見直すこと。
その行動を見直すためには、
“行き過ぎた”経済活動の背景にある「想い」「認識」「価値観」を見直すことが必要ではないでしょうか。
なぜなら、表面的に行動だけを見直しても、
既存の「想い」「認識」「価値観」のままでは、
結局、また別のところで地球環境の破壊・汚染が起きてしまうだけだからです。
既存の「想い」「認識」「価値観」とは?
既存の「想い」「認識」「価値観」とは、
古き苦しみ多き価値観、
・自分さえよければ後はどうでもいいという利己主義
・物質こそがすべてという物質至上主義
・お金こそがすべてという拝金主義
これらの価値観(悪想念)を今こそ断捨離して、
持続可能な地球時代の幕開けを新年を迎えるような気持ちで、今この時代に生きる人たちと共に創りたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
More important than reducing carbon dioxide emissions,
Rather than reducing the emissions of a substance called carbon dioxide,
Reviewing our "excessive" economic activities and their feelings.
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note
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