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#29:脱炭素化も、食料システム転換とサーキュラー・エコノミーが鍵1🌍

東京大学理事でグローバル・コモンズ・センター ダイレクターを務める石井菜穂子さんが、
令和3年6月22日に財務総合政策研究所で講演された際の資料

「Global Commons Stewardshipで日本と世界を駆動する」
https://www.mof.go.jp/pri/research/seminar/fy2021/lm20210408.pdf

から気になった内容をご紹介しつつ、
僕自身の考えも書かせていただければと思います。
今回は、「脱炭素化も、食料システム転換とサーキュラー・エコノミーが鍵」という項目からです。

上記資料の13ページのタイトルが、

脱炭素化も、食料システム転換とサーキュラー・エコノミーが鍵

となっています。

「サーキュラー・エコノミーが鍵」
と書かれておりますので、
サーキュラー・エコノミーについて、理解しないことにはこの項目は理解できそうにありませんね。

エコノミーは、
経済のことですよね。

サーキュラーってなんやねん!?!?👋

というコトで、
早速調べてみました。

参考にしたサイトは、
いろはに投資のウェブサイトの「サーキュラーエコノミーとは?事例や関連企業も分かりやすく紹介!」からになります。

↓出典リンクURLです。
https://www.bridge-salon.jp/toushi/circular-economy/

結論から言うと、


サーキュラーエコノミーとは、廃棄物などの無駄を富に変える循環型の経済モデル

とのことでした。

僕個人的には、
この循環型の経済モデル、つまり「循環型経済」という言葉は、環境省の資料などを読んでいるとよく出てくるので、気になってたんですよね。

なんや、
サーキュラー・エコノミーが、
循環型の経済の元となる言葉
だったんですね。

循環というキーワードは、
地球環境にとって重要なキーワードだと思いますし、
環境と密接な関係にある経済の本質も「循環」にあると、個人的には思っています。

この循環は、
地球上のあらゆるところで行われている、
自然や生命の営みの「基本型」であると思うんですね。

鬼滅の刃で云うところの、
はじまりの呼吸、「日の呼吸」であります。
→ようわからんけどもという方・ご存知ない方すみません。。

例えば、「水」も海の水が蒸発して、水蒸気になり、雨となり、山や川に流れ、私たちの飲み水や生活に使われ、また海や川に流れていきます。
これは地球の循環浄化作用であり、大気や河川・湖沼、土壌などの汚染が自然の力で浄化される働きがあります。
この水の循環には、人間だけではなく地球上の多くの生命を育むことにも関係していますよね。

話を戻しまして、
サーキュラー・エコノミーが注目されている理由としては、
脱炭素社会実現に大きく貢献する。ということで注目を集めている
ようですね。

どうして、
脱炭素社会実現に大きく貢献するのでしょうか?
脱炭素とは、簡単にご説明しますと、
二酸化炭素などの温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることです。

二酸化炭素などの温室効果ガスは、僕たちの生活や命の維持に欠かせない、食料やエネルギーを使うことでも排出されますので、
僕たちとは切っても切れない関係にあります。

その二酸化炭素をなるべく出さないようにする、
脱炭素社会を実現するために、
サーキュラー・エコノミー、つまり循環型の経済モデルを取り入れる
ことで、
なるべく二酸化炭素が出えへんようになるで!
っていうことなんですね。

はいはい、
ということは「今は二酸化炭素がバンバン出る経済モデル」の元で、
僕たちは生活している
ということになります。

では、その経済モデルとは何でしょうか?

それは、
サーキュラー・エコノミーと対照的な経済モデルの、「リニアエコノミー」と言われています。
リニアエコノミー!?
知らんぞ。。
また新語やめてくれ、、と思いましたが、
グッとこらえて、調べてみますと、

リニアエコノミーとは?
「大量生産・大量消費・大量廃棄」を基本とし、「調達、生産、消費、廃棄」といった流れが一方向の経済モデル。
日本語では「直線型経済」と訳される。

とのことでした。

つまり、
「大量生産・大量消費・大量廃棄」からの転換するがための、
サーキュラー・エコノミーの導入。

たくさん作って、たくさん使って、たくさん捨てる、
一辺倒のこれまでの経済モデルだと、二酸化炭素もバンバン出るし、
資源も枯渇し、エネルギーの奪い合いは起き、もう地球さんはもちませんと。
何よりも気候変動などで自分たち人類の首を絞めまっせと。
そのように僕は理解しています。

ちなみに、
大量廃棄が問題となっている業界の1つとして、食品業界が挙げられるそうです。
フードロスというキーワードで最近よく耳にしますね。

じゃあさ、じゃあさ、
サーキュラー・エコノミーっていうのは、
リニアエコノミーのように、
たくさん作って、たくさん使ったら、後は知らん!
捨てて終わり!
ということではなく、
資源やエネルギーの無駄や廃棄物をなるべくなくし、
循環させよう
よ。
ということですから、
これって結局、地球や自然の循環浄化作用のように、
人間社会の経済モデルも変えていきましょう
よ。
という風に理解できると思うんですね。

地球や自然が循環によって、
僕たち人類や生きとし生けるものすべてを生かし続けてきたように、
僕たち人類同士もお互いに未来に向かって生かし合える持続可能な経済循環モデル。

それは素敵なことだと思いませんか?

最後に、
サーキュラー・エコノミーってヨコ文字で言うてくれてるんですけど、
これを叶えるには、
僕は単に物を大切にする。
っていうことに尽きる
と思うんですね。

じゃあ、物を大切にするためにどうしたらいいんだい?
→江戸っ子風
ということになるのですが、
個人的には2点あると考えています。

1点目は、
経済用語では物を「モノ」という表記をしたりするのですが、
そうすると、より単なる物質と思いがちになるのですが、
「物」、「モノ」にもやはり命が宿っているということを忘れてはいけないなぁと。
これが1点目です。

2点目は、
イヤイヤ、動物や植物に命が宿っているというのはわかるけども、
石油やガス、鉱物などの資源はどうやねん?
というご意見があったとすれば、
僕たちの暮らしは地球の恵みである、石油やガス、鉱物などの資源によって成り立っている。
つまり、生かされている存在、それが人間なんだという認識
です。
これが2点目です。

まとめますと、
命が宿っているものや地球の資源などの恵みによって、
僕たちは生かされているのだから、
感謝して大切に使いましょう。
そういう認識をベースに行動し、これからの経済を創る。

サーキュラーエコノミー実現のキー、
それは、感謝という認識に基づいた行動をいかに循環型経済モデルのベースに組み込めるか。

そのように僕は考えています。


A circular economy is realized by thanking all living things and the earth.


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note
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