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パラクライマーたちの語り場

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障害のあるアスリートたちによるスポーツクライミング=“パラクライミング”。彼らパラクライマーたちが、その魅力について語り合います!
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#大内秀之

“隻腕”クライマーのパラクライミングTALK⑦

片腕のクライマー・大沼和彦が主催する、パラクライマーたちによるインスタライブ。日曜日の夜に不定期でゆる~く開催。悪ふざけだったり、パラクライミングへの熱い思いだったりが繰り広げられています。 今回は、パラクライミングを普及させるために何ができるか、海外遠征のためのお金と時間をどう確保するか、など本気モードの回になりました。 ▼日本のパラクライミングになくて、世界にはあるもの 大内秀之(AL1):この前、日本代表でズームで話し合ったんだけど、日本が強くなるためにはどうした

“隻腕”クライマーのパラクライミングTALK⑥

片腕のクライマー・大沼和彦が主催する、パラクライマーたちによるインスタライブ。日曜日の夜に不定期でゆる~く開催。悪ふざけだったり、パラクライミングへの熱い思いだったりが繰り広げられています。 今回は、パラクライミングを普及させるために何ができるかという話。ワールドカップでメダルを獲得した実績から、思わぬ打診を受けることに! ▼金メダルを獲ると広がる世界 大沼和彦(AU1):大内さん、ワールドカップ・ヴィラーレ大会(スイス)お疲れ様でした。かっこよかったです。ライブ中継っ

“隻腕”クライマーのパラクライミングTALK⑤

片腕のクライマー・大沼和彦が主催する、パラクライマーたちによるインスタライブ。日曜日の夜に不定期でゆる~く開催。悪ふざけだったり、パラクライミングへの熱い思いだったりが繰り広げられています。 今回は、選手が今後の世界大会に出場するために、クラウドファンディングを立ち上げられないかという話で盛り上がりました。 ▼世界に行った経験を無駄にしないために 大沼和彦(AU1):W杯オーストリア・インスブルック大会AU1クラスで優勝することができました。今回初めてクラスが成立したと

“隻腕”クライマーのパラクライミングTALK④

片腕のクライマー・大沼和彦が主催する、パラクライマーたちによるインスタライブ。日曜日の夜に不定期でゆる~く開催。悪ふざけだったり、パラクライミングへの熱い思いだったりが繰り広げられています。 今回は、海外渡航費をどう捻出するか、パラクライミングの認知度を高めるためにはどうしたらいいか、シビアな話が展開しました。 ▼パラクライミングも金策を考えていかないと 大内秀之(AL1):アメリカ・ソルトレイクシティでのワールドカップがいちばん車いすクラス(AL1)が盛り上がりそう。

“隻腕”クライマーのパラクライミングTALK③

片腕のクライマー・大沼和彦が主催する、パラクライマーたちによるインスタライブ。日曜日の夜に不定期でゆる~く開催。悪ふざけだったり、パラクライミングへの熱い思いだったりが繰り広げられています。 今回は、ふだんのトレーニング方法について語り合いました。 ▼“鯉のぼり”ができても体幹が弱い!? 大沼和彦(AU1):どれくらい練習してます? 高野正(RP3):仕事終わって3時間くらい登る。 大沼:最寄りのジムは実家から近いが、よく行くジムは車で片道1時間。そこで2時間くらい

“白杖の金メダリスト”と“車いすの銀メダリスト”「コンペはお遊びじゃない!」

障害者クライミング=【パラクライミング】世界選手権で銅メダル獲得の、車いすの大内秀之選手。そして世界選手権の金メダリスト、視覚障害者の小林幸一郎選手が対談。2人にとって、3月に開催される日本選手権とはどんな存在なのか?ガチなアスリートとしての顔が見えてきました。 ▼登れるやつが最強、以上 大内:日本選手権はガチンコ勝負なので、お遊びではないと思っている。勝つか勝かないかによって大きく未来が変わってしまうもの。この競技の発展とかを考えると、共感を生む仕掛けをして、たくさんの

【白杖の金メダリスト】と【車いすの銀メダリスト】 パラクライミングの可能性を語る

2022年1月に開催された、“車いすクライマー”によるコンペ「キャンパラバトル」。主催したのは、世界選手権の銅メダリスト、車いすの大内秀之さん。そしてゲストとして、子どもたちとのデモンストレーションで登りを披露した、世界選手権の金メダリスト、視覚障害者の小林幸一郎さん。そんな2人がコンペを振り返りながら、クライミングの持つ可能性、そして目指す未来について語り合いました。 ▼感動を伝えられる、勇気を与えられるクライミング 小林:僕は第三者的な立場で呼んでもらったけど、何をす