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温活をするにあたり、調べごと③〜付記カッコン
温活継続中です。
今回は、仮説の話をします。
前回、温活の問題点は、視床下部にある体温中枢だという話をしました。
仮に高温環境で慣れて、発汗がさほど多くなければ、暑さへの慣れが視床下部の放熱作用に対し余裕が出来れば体温を高いままキープできるのでは?と言うことです。
暑熱順化・寒冷順化という、環境に合わせて慣れを作っていきましょうという考えが気象病の考えででは持たれています。
もし、この仮説が正とすれば、どのような対策を取ればいいのか?
ということを考えつつ、岩盤浴を楽しむためにスーパー銭湯に来ています。
滞在中のところには、数種類の岩盤浴があり、温度が異なります。
80℃越えるものは、自分が耐えられないので却下してみました。それと、42℃以上はタンパク質変性という現象が起こるので、その意味で高温すぎるものは却下しました。
体温の関連性から考えると、体表温度36.5℃+1℃くらいが体内の理想温度とすると、38℃に近いかつ、体温中枢に影響を与える40℃台が理想なのかなと予測しております。
話は変わり、ショウガ湯の服用はまだ続けています。でも、配合成分に疑問を感じてしまい、今回も蛇足を書いていきます。
クズ
現在、ショウガ湯で利用されているものは、ショウガ・黒糖・バレイショデンプンというものが多く、以前はジャガイモデンプンではなく、クズの根が使われ、クズ湯なんて言われていた記憶があります。
クズの根は、有名な葛根湯の葛根のことです。クズの根を粉にして固めたものが、葛根になります。
葛根は、甘味・辛味があり、涼性を持つと言われます。
肌を開いて熱を取り除く、初期の麻疹を治す、水分を回復させて口の渇きを止める、下痢を押さえるなどの作用を持ちます。
辛味で発散させて、甘味で補い、涼性で冷やすという意味合いになります。
味甘平。主治消渴,身大熱,嘔吐,諸痺,起陰氣,解諸毒。
参考までに、神農本草経という書物によると、甘味と平性ということになっています。
冷やす作用もなく、発散することもなく、体に甘味による水分補充をすることができると読み取れます。
消渇とは、糖尿病などに現れる症状で、ここでは上渇という口が渇いて水を飲んでも治らない状態を表します。
おまけですが、葛の花というのもあり、これは二日酔いに使う生薬になります。
なぜ、ジャガイモのデンプンが使われているのは謎ですが、糖分がいいとか、冷めにくいからということだけなのでしょうか?