#どうしてこんなにクズなんだ「アプリ」編
これは「非モテ女子」がアプリによって勘違い街道を爆走してしまったが故に、あらゆるクズ彼たちと遭遇し、そしてボコボコに振られていく話を、なるべくコミカルに、そしてなるべく心の傷を掘り返さないように綴っていく物語です。笑
もしも、「あなたにとって恋愛とは?」そう聞かれることがあれば、ワタシは真っ先にこう答えるでしょう。
「ネタの宝庫です」と。
今まであらゆる媒体で元彼の話を書いてきたワタシですが、とうとうこのnoteにまで書く日が来るとは・・・。どれだけ擦り倒すんだと思われるかもしれないのですが、今の世の中マッチングアプリが出会いの主流となり、あらゆる人がアプリを介して出会って、交際して、運が良ければ結婚もする。
とても気軽に出会えるからこそ、そこには大きな落とし穴がいっぱいあるんですよね・・・。
ということで、当分の間はこのマッチングアプリで出会った元彼andクズ男たちとの話を赤裸々に書いていくわけですが、今まさにアプリで出会いを求めている方々に、参考にはならないけれど、少しだけ頭の片隅に入れてもらえたら嬉しいです。
残暑続く20歳最後の夏終わり。
名前も覚えていない、よく分からないアプリを友人から紹介されて始めたのが本格的にアプリの沼にハマる第一歩でした。
今も昔も、そしてどんなアプリもやり方はほとんど変わっておらず、写真を載せて、プロフィールを書いて、そこから好みの男性を見つけたら「いいね」の❤️を押して恋人探しに精を出していました。
もちろん「非モテ女子」のワタシは、どうしたら男性から❤️をもらえるかを研究するところから始まります。
そこで友人たちからモテる角度を探してもらい、似合わないアイプチとカラコンを装着して、光も飛ばしまくって渾身の一枚、もはや芸術とも言えるほどの仕上がりの写真を撮ることに成功したところから、ようやく物語が進み始めていくのです。
その出来栄えは自分でも「これは自分じゃないみたい」と思えるほどだったのです。
プロフィールを設定して数十分もすると、ピコンピコンと次々と❤️の嵐が・・・もうこれは恋愛の確変に入ったような、人生初めてのマチアプ入れ食い状態となり、次から次へと携帯が鳴り続けました。
時にはメッセージまで送られてきて、「かわいいね」とか「素敵だね」とか「美人だしタイプだよ」なんて言われたら、もう勘違い待ったなしッ!!!!です。笑
一瞬にして、今までの長く険しい非モテ女子としての人生がリセットされたみたいに「ネット上だけのモテ女子」になってしまったのです。
そこから図々しくも自分の好みの男性をピックアップして、選りすぐりの先鋭たちとのやり取りが始まりました。
ちなみにワタシは、マッチングアプリのハンドルネームはいつも「まる」にしていましたが特に理由はありません。笑
「初めまして。まると申します✨よろしくお願いします」
「まるちゃん?よろしくね!まさかメッセージが来るなんて思わなかったよ。嬉しい!それにしても可愛いよね」
「えっ。本当ですか?すごく嬉しいです///🧡」
というラリーを数人の人と続けていく中で、話が合いそうな人、顔がものすごくタイプの人、ちょっと会いたいと思える人みたいな形で毎日3.4人とやり取りを続けていました。
この時のワタシは、幼稚園で働いていたこともあり、殺伐とした人間関係とゴリゴリの縦社会、そしてパワハラのデパートみたいな場所で精神をすり減らして、馬車馬の如く働き続けていたので、余計にアプリが心の拠り所になってしまったのです。
さて、ここまで話してきた中で、そろそろある男との出会いがワタシの数奇な運命を狂わせることになるのです。
アプリでモテてしまったと勘違いしたが故に、自分らしく生きることを封印してしまった暗黒時代へ。
このお話の続きは、また今度・・・。