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ところかまわずナスかじり

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2021年6月の記事一覧

― 「ところかまわずナスかじり」第270話 極悪人 ―

極悪人①「へっへっへ。おい、俺、さっきスーパー行ってきたんだけどよ。売り場のコーラ、一本だけめちゃくちゃ振ってきてやったよ。へっへっへ。」

極悪人②「うおっ!お、お前、ほんと悪いヤツだな!・・・そういえば、俺も昨日よぉ、ビルの『非常階段』の‟非常”の後に‟識”つけてやってよぉ、ひいっひっひっひ。もうあのビルの階段は『非常識階段』になってんだよ!ひいっひっひっひ。」

極悪人①「お、おめぇ、マジで

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― 「ところかまわずナスかじり」第269話 仏頂面のありがとう ―

客「おい!なんだよ、その商品の渡し方は!」

店員「はあ・・・」

客「しかも返事がそれかよ!『すいません』だろっ!」

店員「すいません・・・」

客「『すいません』で済めば怒ってないわ!」

店員「はあ・・・」

客「もういい!店長呼べっ、店長!」

店員「あの、俺が店長っすけど・・・」

客「はああああぁ?お前が店長?!どうなってんのこの店!」

店員「はあ・・・」

客「もういい!二度と来

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― 「ところかまわずナスかじり」第268話 神と髪と紙、箸と端と橋 ―

<神と髪と紙>

女「ねぇ、ねぇ、この頭にあるやつさぁ、‟カミ”ってよばない?」

男「おっ!それいいねぇ!・・・・ん、待てよ。あぁ、残念!もう‟カミ”って使われてるよ。」

女「え?あの、文字書くやつ?」

男「ああ!それも‟カミ”だったね!俺が言おうとしたのはあの、崇める方の‟カミ”だよ。」

女「ああ、そうね!それも‟カミ”だったわねぇ!」

<箸と端と橋>

男「うおっ!こえっ!おい、ここ

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― 「ところかまわずナスかじり」第267話 3という数字に隠された秘密 ―

 おおおっ!ナオコォ~!待ってくれぇ~!行かないでく・・・

 あああああ・・・
 何ということだ。
 三人目の女、ナオコまでが家を出て行ってしまった・・・

 せっかく、三度目の結婚は大切に、大切にしてきたのに・・・

 やはり恋人は二人までにするべきだったのだ・・・
 そうすればばれることはなかった・・・

 はぁ・・・
 悲しい・・・

 今日は?
 三月三日・・・

 ミミの日かぁ・・・

― 「ところかまわずナスかじり」第266話 手探りの教育人生 ―

 ああ、教師とはなんだ?
 教師とは聖職である!

 教師になってはや23年。
 なんとも時の経つのは早いものだ!

 私の数学教師としての人生はまさに生徒によって鍛えられ、常に高みに行くことができた。

 ああ、もう満足で・・・

女子高生(性職)「ねぇ、おじさ~ん。まだイかないの?」

― 「ところかまわずナスかじり」第265話 リモコンと合コン ―

前の席:リモコンと合コンとマザコンとヒザゴン。

右斜め前の席:脱臼と卓球と抹茶とヤンチャ。

左斜め前の席:テトリスとシマリスとマリリンに会いたい。

右斜め前の席の横:倉庫と蚕とウンコと康子。

左斜め前の席の横:アガサ・クリスティーとペガサス・流星拳と道の端で・体育座り。

一番奥の席:喉仏とこれ洗っとけと目ん玉の玉。

女1「きゃあ~!ねぇ、誰にする、誰にする?」

女2「もうっ、さゆりっ

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― 「ところかまわずナスかじり」第264話 あのランナーは! ―

 ほらぁ~、イサムちゃん、あの人をごらん?

 楽しそうに走っているねぇ~。

 いいねぇ~。

 あの人がさっきパパを刺していったんだよぉ~!

 イタイイタイ、ばぁ~っ!

 ねぇ~。

 とぉっても痛いんだよぉ~。

― 「ところかまわずナスかじり」第263話 非常ベル ―

 あなたの服を脱がせ・・・

 その胸の膨らみの先にある

 可愛い乳首を
 
 ちょんっとつつくと・・・・

 ジリリリリリリー!

 ひゃあっはっはっはっは!
 逃げろぉー!
 ひゃあっはっはっは!!

 これだから非常ベルダッシュはやめられねぇ~!

― 「ところかまわずナスかじり」第262話 世界最高級 ―

 俺のパパはアラブの王様。
 だから俺は生まれた時から大金持ち。
 
 今住んでるのは足立区なんだけど、俺の金の使い方はハンパない。
 俺、500万の爪楊枝持ってます。
 俺ん家の電話機、受話器だけで2000万します。
 そうそう、俺の愛犬、ランクーの首輪、2億します。
 

 だったはずなのに・・・・・。
 ちくしょーうっ!
 油田のバカ野郎ー!
 枯れてんじゃねぇ!

 最後の時、パイプの先か

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― 「ところかまわずナスかじり」第261話 クラクションを鳴らす人の特徴 ―

<特徴1>
 脳細胞間の情報の伝達がうまくいっていない。

<特徴2>
 耳を所持していない。

<特徴3>
 会話は可能だが、何を言っているかは不明。

<特徴4>
 時々、セミを食べている。

<特徴5>
 ‟クラクション”という単語を聞いただけでトロけるような顔をする。

<特徴6>
 鏡に映る自分の姿を敵だと思っている。

<特徴7>
 九九から分からなくなっている。

<特徴8>
 「ト

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― 「ところかまわずナスかじり」第260話 オプション ―

「てめえっ!出る気がなかったんだったら最初から引っ込んでろ!」

という怒鳴り声が、トイレの隣室から聞こえた。

― 「ところかまわずナスかじり」第259話 皮考 ―

 見てくださいよ、この光り具合!
 苦労しましたよ、ここまで磨き上げるのに!
 大体、すぐ劣化が始まりますからね。

 あと、ほら、この傷!
 まるでついさっき出来たばかりのようでしょ?

 あっ!あっ!
 ちょっと待って!
 まだ連れてかないでっ!

 これだけ!
 これだけ見てください!

 ほぅらっ!
 ね?
 これ、うぶ毛ですよ!
 信じられますか?
 僕がこの女を殺して5年が経つんですよ

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― 「ところかまわずナスかじり」第258話 最高裁判所でできること ―

弁護士「裁判長!どうか、被告におむつを履かせてやってください!」

検察「異議あり!裁判長、被告は何も漏らしておりません!」

弁護士「いや、今漏らしてる、漏らしてない、という話ではなくてですね!これから漏らしそう、ということなんです!裁判長、見てください!被告のこの体の震えを!明らかに被告は便意をこらえております!」

検察「意義あり!裁判長、被告の震えは加齢によるものであり、決して便意を覚えて

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― 「ところかまわずナスかじり」第256話 株式会社「嫉妬」 ―

松崎係長「うおおお!佐藤君はいるかっ!佐藤君、ちょっとこっちに来てくれ。」

佐藤主任「くっ!か、係長。どうしました?」

松崎係長「き、君、すごい仕事ができるんだってね?!ちくしょう!」

佐藤主任「そんなことより係長!俺、聞きましたよ!給料めちゃくちゃ良いらしいじゃないですかっ!」

戸越秘書「あああっ!係長!しゃ、社長から!あの社長からお電話ですっ!くそっ!」

上田社長「ああ、松崎君か?社

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