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KPI?KGI?目標設定の決め方とは?

会社などで目標を設定する際によくKPIやKGIという言葉を耳にすることがあると思います。
実際KPIってなに?KGIとの違いは?
など私もあやふやな部分がありましたので、今回はKPIとKGIについて入門編として簡単にご紹介できればと思います。

KPIとは?

KPI は Key Performance Indicator の頭文字をとった略語です。
日本語では「重要業績評価指標」と呼ばれ、簡単にいうと中間目標を意味しています。
ゴール(KGI)に向かう為のプロセスの目標数値です。
次に説明をするKGIを達成するための中間指標ということになります。

KGIとは?

KGIは「Key Goal Indicator」の頭文字をとった略語です。
日本語では「重要目標達成指標」と呼ばれるもので、いわゆる最終的なゴールを決め、特定の期間で「何」を「どの程度」達成するのかを数値で表します。

具体例

例えば営業の部署でどのようなKGI,KPIが設定されるのか具体例を挙げてみます。
まず営業のプロセスとしてどのような数値が発生するのかをみていきます。

①Webからの問い合わせ数
②問い合わせからのアポ獲得数
③案件として発生する数
④受注数

次にKGIつまり④の数値設定をします
【KGI】
KGI:今月の受注数 10件

次にKGIを達成するために必要なKPIを設定します
ここでKPIを設定するためにはKGIからの逆算をしていくことになります。
仮の設定として

・案件発生してからの受注率は50%
・アポ獲得してから案件化率50%
・問い合わせからアポ獲得率30%

【KPI】
③案件発生してからの受注率が50%なので、受注数10件を達成のためには
KPI:案件数は20件必要
②アポ獲得してから案件化率50%なので、案件数20件を達成するためには
KPI:アポ獲得数は40件必要
①問い合わせからのアポ獲得率が30%なので、アポ獲得数40件を達成するためには
KPI:Webからの問い合わせ数は133件必要

これらをわかりやすくまとめると下の図のようになります。

KGIの目標数値を決めることで何をすべきかが明確になります。
この例ですと、まずやらなければいけないことはWebからの問い合わせが133件以上必要ということになります。

KGI,KPIの設定をする際の注意点

①達成不可能な数値を設定しない
到底達成できないような数値を設定しないことが大切です。
一度KGIから逆算して困難な数値とわかった際にはKGIの見直しや環境的な要素も含め本当にこの目標数値で良いのかを判断することも必要です。

②数値化できる目標であること
KPIは定期的に更新していくもので、数値化できるものである必要があります。
数値化して計測していくことで先月よりも何%改善されたのかなど明確にする必要があります。

③期限を設定すること
具体的な期限を設定する必要があります。
期限を設定することでそこからいつまでに何をやらなければいけないのか、1日のスケジュールなど細かな部分が明確になっていきます。
またチームとしてもどう行動するべきかという点で連帯が取りやすくなります。

まとめ

色々と細かい部分まで調べていくと、まだ他にも要素はあるのですが、今回は入門編といった感じで簡単にまとめてみました。
文章だけですと、なかなかイメージがつきにくいと思いますが、ご自身で設定される際には上図のように一連の流れを図にして書いてみるとわかりやすいかもしれません。
明確なKGIやKPIを設定することで今自分は何をすべきなのか、また計測や数値化をしていくことが習慣になることで自分の改善点や成果もわかりやすくなってくるのではないかと思います。


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