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なんとなく「ひよこ」と遊んで3品つくる。

田中康夫著『なんとなく、クリスタル』にならって

『なんとなく、ひよこ』


「なんとなく」は圧倒的に調理をする時です。
料理研究家コウケンテツさんがよく使われる言葉。視聴者にプレッシャーをかけ過ぎずに励ましてくださる。
今日なんとなくで行こう。


ひよこのイメージは、黄色でヨチヨチ歩いてふわふわで、時に名菓へと変身する。
まさしく「かわゆい三羽ガラス」に入るであろう鳥類。しかしカラスではない。


この角度が秀逸でたまらん。目と嘴の位置!
鯛焼きとひよ子は尻尾(下半身)から食べます。
とても目を合わせられない。


朝からひよこちゃんとピヨピヨしたドキュメンタリー。ついに愛らしい嘴(くちばし)を封じる時が来た。


前夜から12時間浸漬でこんなにふっくら。
今は幸せそうね。お口がとんがってる。
40分加熱しました。
ゆであがり。ええ色してはるわ。
柔らかくてすぐにひと皮むけます。
大人への階段をのぼりますよ。


乾燥200g→水で戻してゆでたら414g
そのうち10粒取り出して計量→9.8g
ゆえに1粒=およそ1g

ここには推定400ひよこいらっしゃる。
なんとなく3品つくって遊びますが、1料理につき約100ひよこを投入します。



◽️鶏肉とひよこ豆の炊き込みご飯

ひよこ豆、皮つき鶏もも、しめじ、プチトマト
味つけはにんにく麹、玉ねぎ麹、黒胡椒
炊けたよ。
ひよこちゃんはがんばった。
混ぜたよ。他の仲間はグダグダなのに、
ひよこちゃんは立派。潰れない強靭な心身!


血縁関係はないけれど(鶏vs豆)、名はひよこ。
義理のニワトリ母さんに会えたね!炊飯器で。



◽️ひよこ豆とひじきのケチャップ煮

ひよこ豆、ひじき、ピーマン
玉ねぎ麹、ケチャップ、みりん、黒胡椒で味つけ
11分の加熱でできた。なんとなく過ぎて。
ピーマンのカットがbigで、ひよこちゃん怯える。


畑の肉「大豆」に代わって登場。DHだー!
やるね、ひよこちゃん。まるで大谷翔平選手だよ。

ひじきの洋風炒め煮。ビビッドだから驚いた?
世にはさまざまな出会いが待ってるの。その練習だと思って欲しい。
ひよこちゃん頑張ったから、料理名は「ひよこ」を前に置いたよ。


◽️じゃがいもとひよこ豆のサラダ

ひよこ豆、じゃがいも、塩麹ゆで卵、紫玉ねぎマリネ、胡瓜
マヨネーズ、酢、塩、黒胡椒


サラダの帝王じゃがいもからサラダを学べ。
ひよこちゃんは他のメンバーにはない食感で、地味ながら目立つ職人肌だった。ホクッ。
おもしろいサラダになったよ。

義理のニワトリ母さんが産んだ卵と会えたね。



◽️そしてワンプレートで再会

主菜はコウケンテツさんの「ピーマンの肉詰め」
ご飯には「すだち」をギュッと絞った。


うさぎりんごを添える予定が力尽きた。微妙な隙間。
ひよこちゃんとうさちゃんを会わせたかった。


お皿からピヨピヨ聞こえてにぎやか。
「6時間ぶりー、久しぶりー、ピヨッ」
「ご飯に新規加入したかった、ピヨッ」
「ひじき組に行って色黒だね、ピヨッ」
……etc



10日前に転んでひどく腕を擦りむいて負傷した家族の傷が癒えたので、プチ快気祝い。大好きなピーマンの肉詰めを作りました。
ひよこ豆の食感も好きなので、運よく大好きプレートになったみたい。


「これを食べたらピヨピヨ鳴いて羽根が生えそう」と言ってましたが、今のところピヨも羽根も気配はありません。

残り約100ひよこは冷凍庫にて早めの冬眠中。

こうして「18時間耐久なんとなく、ひよこ」は無事終わりました、ピヨッ。


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