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【千枚漬け風】千でなくても百でお店の味が作れます。

相変わらずワイルドで分厚い切り口!
自分でいうのもなんですが、ほれぼれします。
こんなレベルでも漬かります。ご安心ください。

切るのが苦手な方はスライサーを使えばいいし、わたしのように荒削りを信条として生きる方は、ぜひ己の腕を使っていただきとうございます。

そもそも千枚漬けとは↓

「千枚漬け」は、薄切りにした聖護院かぶを塩漬けにした漬物。「すぐき漬け」「しば漬け」と並ぶ“京都三大漬物”の一つである。従来の漬物と異なり、長期保存を目的としておらず、繊細に漬け上げる。
江戸時代、御所の料理人である大藤藤三郎が考案したものとされる。のちに大藤藤三郎は漬物商に転身し、「千枚漬け」を販売。たちまち評判となり、明治23年(1890年)に京都で開かれた全国博覧会では、全国名物番付けに入選するまでになった。
使うかぶは、京の伝統野菜「聖護院かぶ」である。

農林水産省HPより

千枚漬けの名の由来は、かぶを薄く切って大樽に漬け込む際、その枚数が千枚を超えるからといわれます。薄く切るのでたくさんという意味での千枚かもしれませんが、いずれにしても千倍万倍と繁栄につながる正月にぴったりのめでたい料理です。

家庭画報.com

千枚漬けは「かぶ」を使うんですよ。
でも大根で代用ができます。



千枚漬け風

【材料】作りやすい量
A
・かぶ   300g(2個)  *今回は大根500g使用
・粗塩   6g(小さじ1)


・酢    30g(大さじ2)
・みりん      36g(大さじ2)
・上白糖        9g(大さじ1)
・昆布   1枚(1×5㎝長さ)  

【作り方】
1.かぶはよく洗い、皮ごと(きれいな場合)縦半分に切ってから、倒して薄切り(半月)にする。

2.ビニール袋に入れ、塩を加えてもみ込む。

3.しんなりしてきたら、Bを順に加えてもみ込む。昆布を加えて合わせる。
(*調味料は先に合わせておいて入れてもよい)

4、空気を抜いてしっかり袋を縛って冷蔵保存する。(保存容器で移してもよい)
冷蔵で1週間以上保存可

奥薗壽子YouTube『かぶの千枚漬け』より


あれ、かぶじゃない。代打大根です。
500gくらいあります。重さは失念しました。
百枚以上、千枚未満
まずは塩in
しんなり(ぐったり)するまで10分休み。
昆布は半量を刻んで入れます。
調味料、昆布を入れて全体に回します。
漬けてすぐから食べられます。
保存は容器に移してください。



今回は大根でご紹介しました。
どちらでも作れます。

「かぶ」は、しっとり絹のようななめらか食感でたまらないおいしさ。薄く切るほど繊細さが際立ち、すぐに漬かってすぐに食べられます。

「大根」は噛んだら跳ね返るような小気味よい食感。シャキッとしてこちらもなかなかのものです。

通年どちらかで作り置きしています。


「○○風」
完全に再現できないけれど、「のようなもの」「似た感じ」くらいのニュアンスが好きです。
料理には多いですね。
プロバンス風、ミラノ風……寄せる努力。

だから「千枚漬け風」で。


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