土佐弁は食べものとセットで。
全国47都道府県のうち、高知(土佐)の人と交流する機会は二番目に多い気がします。
高知県人は方言を隠さずフランクに話すイメージがあって、わたしの感覚ですがとても会話がはずみます。
全国的にはヒアリングできないくらい難解な方言があるようですが、土佐弁は通訳なしで会話が成立するので、頭を抱えるほどではないと思います。
たまに遊びに来る甥嫁の土佐弁がかわいくて、心の中で復唱しては語尾泥棒をしてしまう悪いおばさんなのです。
とりわけ好きな方言が 「〜やき」
頭が食べ物で埋め尽くされている不純なわたしは、すぐに変換してしまう。「やき = 焼き」
鯛焼き
すき焼き
たこ焼き
ねぎ焼き
もう一つ好きな方言が 「〜しちゅう」
頭には湯気がたちのぼる。「しちゅう= シチュー」
ビーフシチュー
クリームシチュー
この冬はクリームシチューにチャレンジしてみたい。
じっくりコトコト焦がさないように湯気までおいしく感じたい。
脳裏をよぎった我が家のエピソード。
わたしが中学生の頃、年上の料理上手な従姉妹が遊びに来て、夕食にクリームシチューを作ってくれました。
私たちは先に食べ終えて、仕事で帰りが遅かった父は自分で温めて1人で食事を終えました。
わたしは父と食の好みが似ています。
クリームシチューがおいしく作れたら、
「白いカレーができたよ!」と仏壇にお供えします。
しょうゆをかけるかどうかは、その場で決めます。