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土佐弁は食べものとセットで。

全国47都道府県のうち、高知(土佐)の人と交流する機会は二番目に多い気がします。
高知県人は方言を隠さずフランクに話すイメージがあって、わたしの感覚ですがとても会話がはずみます。

全国的にはヒアリングできないくらい難解な方言があるようですが、土佐弁は通訳なしで会話が成立するので、頭を抱えるほどではないと思います。

たまに遊びに来る甥嫁の土佐弁がかわいくて、心の中で復唱しては語尾泥棒をしてしまう悪いおばさんなのです。


とりわけ好きな方言が 「〜やき」

〜やき =  だから

例)  「風邪やき」 =  風邪だから
  「好きやき」 =  好きだから


頭が食べ物で埋め尽くされている不純なわたしは、すぐに変換してしまう。「やき =  焼き」

鯛焼き

彫りが深くてハンサム。鯛やき!
(たいやきわらしべサイトよりお借りしました)



すき焼き

このグツグツ感がたまりません。好きやき!
(白ごはん.comサイトよりお借りしました)



たこ焼き

口の粘膜が火傷しても食い意地が勝つ。たこやき!
(アイリスオーヤマ サイトよりお借りしました)



ねぎ焼き

大阪十三やまもと「すじねぎ」 おいしいよ。ねぎやき!
(食楽WEBよりお借りしました)



もう一つ好きな方言が 「〜しちゅう」

〜しちゅう  =  〜している
例) 「勉強しちゅう」 = 勉強している


頭には湯気がたちのぼる。「しちゅう=  シチュー」


ビーフシチュー

湯気がー!コクー!肉ホロホロー!シチューしちゅう!
(ハウス食品サイトよりお借りしました)



クリームシチュー

熱々だー!クリーミー!ホワイティ!シチューしちゅう!
(エスビー食品サイトよりお借りしました)


この冬はクリームシチューにチャレンジしてみたい。
じっくりコトコト焦がさないように湯気までおいしく感じたい。

脳裏をよぎった我が家のエピソード。
わたしが中学生の頃、年上の料理上手な従姉妹が遊びに来て、夕食にクリームシチューを作ってくれました。
私たちは先に食べ終えて、仕事で帰りが遅かった父は自分で温めて1人で食事を終えました。


わたし「○○ちゃんのシチューおいしかった?」

父「今日のカレーは白かった!しょうゆをかけて食べた」

わたし「……」


わたしは父と食の好みが似ています。
クリームシチューがおいしく作れたら、
「白いカレーができたよ!」と仏壇にお供えします。
しょうゆをかけるかどうかは、その場で決めます。

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