マガジンのカバー画像

早稲田の古文・夏季集中講座

35
運営しているクリエイター

#note毎日更新

早稲田の古文 夏季集中講座 第3回 西行「詞書(ことばがき)の世界」「崇徳院 御…

「詞書(ことばがき)」とは、「和歌の前に置かれて、詠作事象や歌題を示すもの」と言われてい…

早稲田の古文 夏期集中講座 第18回 藤原俊成の歌

早稲田の文学部で2018年、和歌が十九首出題されたことがあります。藤原俊成が最愛の妻・美福門…

早稲田の古文 夏期集中講座 第21回 『水風晩来(すいふうばんらい)』

「流水夏に当たりて冷ややかに、風は晩を迎えて来たる」というのが水風晩来です。 橘成季が五…

早稲田の古文 夏期集中講座 第23回 歌人「藤原良経(ふじわらのよしつね)」

藤原良経は百人一首にも採用されている有名な歌人です。 きりぎりす 鳴くや霜夜(しもよ)の…

早稲田の古文 夏期集中講座 第26回 藤原隆信と建礼門院右京大夫

「そのかみ、思ひかけぬところにて、よ人よりも色好むと聞く人、よしある尼と物語しつつ、夜も…

早稲田の古文 夏期集中講座 第27回 千五百番歌合と新古今集

『増鏡』に後鳥羽上皇の「千五百番歌合(うたあわせ)」の記録が残っています。『千五百番歌合…

早稲田の古文 夏期集中講座 第30回 『増鏡』後醍醐親政

 『増鏡』では、御醍醐天皇親政期の繁栄の様を描く所があります。たとえば、「十五夜歌合」という記事がそれです。元享元年(1321年)、天皇三十三歳の時です。 「院にも内にも、朝政(あさまつりごと)のひまひまには、御歌合のみしげう聞こえし中に、元享元年八月十五日かとよ、常よりことに月おもしろかりしに、上、萩の戸に出でさせ給ひて、ことなる御遊びなどもあらまほしげなる夜なれど、春日の御榊(さかき)、うつし殿におはしますころにて、糸竹(しちく)の調べは折あしければ、例のただうちうち御

第31回 折り句と沓冠(くつかぶり)【早稲田の古文・夏期集中講座】 

2015年の早稲田大学文学部の入試では、『折り句』という技法に関する問題が出されました。 『…

早稲田の古文 夏期集中講座 第32回 『増鏡』の女性達① "遊戯門院"

 後醍醐天皇の父、後宇多院の皇后は游義門院姈(れい)子といいます。後深草天皇の皇后、東二…

早稲田の古文 夏期集中講座 第33回 『増鏡』の女性達② 二院の母 大宮院

 後深草院・亀山院の両院の生母である大宮院に対して『増鏡』の作者は賞賛を惜しみません。 …

早稲田の古文 夏期集中講座 第35回 『増鏡』の女性達④ 京極院佶子(きっし)

早稲田法学部2021年に出題されたのは亀山院妃・佶子(きっし)に関するものでした。『増鏡…