なぜ目標を紙に書くと実現するのか?

こんにちは、大成信一朗です。
 
「目標を紙に書くと実現する」
 
こんな事を聞いたことがあるかもしれない。
ナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』など成功哲学書や自己啓発本でよく紹介されているので、ご存じの方も多いだろう。
 
ところで、なぜ目標を紙に書くと実現するのだろうか?

目標を紙に書くと本当に実現するのか?

自己啓発や成功哲学や成功法則では、「目標を紙に書くと実現する」と言われている。
でも、「本当かよ?」と疑問に思うかもしれない。
 
ハーバード大学で1979年から10年間かけて行われたある調査がある。
教授が学生に「目標を持っているか?」と質問した。
すると、3%の学生が「目標を持っていて、しかも紙に書いている」と答えた。
それから10年後、彼らを追跡調査したところ、3%の目標を紙に書ている人の平均年収は残り97%の約10倍だった。
 
他には、他には日本とメジャーリーグで大活躍した元野球選手のイチローも目標を紙に書いていた(小学校の卒業文集に「一流のプロ野球選手になる」と具体的に書いていた)。
 
これらの例から、目標を紙に書くとっ実現しやすいということがわかる。
 
しかし、「根拠がないと納得できないから、実践できない」なんて人もいるかもしれない。
そこで、目標を紙に書くと実現する理由を説明する。

目標を紙に書くと実現する理由

目標を紙に書くと実現する理由は2つある。

  1. コミットメントと一貫性

  2. RAS(ラス)

それぞれ説明する。

1. コミットメントと一貫性

コミットメントと一貫性とは、自分が一度決めたり始めたりしたこと(コミットメント)を貫くような行動を取る(一貫性)という行動心理である。。
例えば、「自分は人づきあいが好きな人間である」と思えば積極的に人に話しかける、アフィリエイトで稼ぐと決めたらアフィリエイトの稼ぎ方の本を読んだりセミナーに出て勉強するなど。
 
コミットメントと一貫性については、以前書いたので、こちらの記事を読んでほしい。
→ コミットメントと一貫性:ビジネスにもプライベートにも使える万能の最強心理法則
 
目標を紙に書くということは、ただ単に目標を持つだけよりもコミットメントが強いから、一貫性も強く働き、達成しやすい。

2. RAS

RASとは自分にとって必要な情報だけを選んで見たり聞いたりするという脳の機能である。
例えば、「新しいiPhoneが欲しい」と思ったら急に最新のiPhoneを持っている人が目につくようになるなどだ。
 
RASについては、以前書いたので、こちらの記事を読んでほしい。
→ RAS(ラス)を使って今まで見えなかった成功のチャンスを見つける方法
 
目標を紙に書くことで、RASが「目標に関することは必要な情報である」と判断して、実現するのに必要な情報が突然目についたり耳に入ってきたりするので、達成しやすくなる。
 
要するに、目標を紙に書くことで、目標をロックオンした状態になり、実現するために動くようになると同時に、脳が必要な情報を得られるようにサポートするため、達成できるのだ。

目標を紙に書こう!

「目標を紙に書くと実現する」とはよく言われる。
ビジネスマンやアスリートなど、多くの人が目標を紙に書き、そして夢を叶えてきた。
目標を紙に書くと実現する理由は、コミットメントと一貫性とRASである。
この心理学と脳の機能の2つが働いて、目標を実現するために強力にバックアップしてくれるからである。
 
目標を紙に書いて、たとえ叶わなかったとしてもあなたが失うものは何もない。
ノーリスク・ハイリターンの最強の投資ではないだろうか?
今すぐ実現したい目標を紙に書こう。
 
大成信一朗

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