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現代日本人の"家計全体感"を知っておく重要性【総務省 「家計調査」 】

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/660/6160970
※大河内薫"お金の学び"ラジオ Voicy 2024年10月28日放送より

どうも、大河内薫です。

総務省統計局が公表している家計調査。みなさんにとってはあまり馴染みがない統計資料かもしれません。でも実は、年金2000万円問題のベースとなっている重要なデータなんです。今日はこの家計調査の意外な活用方法と、その重要性についてお伝えしていきます。


■総務省の家計調査とは

総務省統計局が定期的に実施している家計調査は、日本全国の家計の収支状況を詳細に調査したデータです。一般的にはあまり馴染みがないかもしれませんが、実はとても興味深い情報の宝庫なんです。

2024年8月版の調査では、全国平均の収入と支出の状況が明らかになっています。このデータは、掘れば掘るほどいろんな発見があるわけです。都道府県別の支出のデータもあり、細かくなればなるほど見づらくなりますが、全体の平均値で見ると日本の家計の実態が見えてくるのです。

■年金2000万円問題との関係性

この家計調査が大きな注目を集めることになったのは、2019年6月に金融庁が発表した報告書がきっかけです。いわゆる「年金2000万円問題」のベースとなったのが、まさにこの家計調査のデータなのです。

試算の前提条件として、

  • 60歳以上の夫婦2人世帯

  • 1人がフルタイムで働き、もう1人が専業主婦

  • 全国平均の支出パターン

こうした時代に全然マッチしていない前提で計算したところ、30年間で約2000万円が不足するという結果になったわけです。同じ計算方法でも、最近の数字で計算するとほぼプラスマイナスゼロになる年もあるということですよ。

■データの実践的な活用法

家計調査のデータを自分の生活に活かすためには、以下のようなポイントが重要です。

  1. 自分の将来の年金受給額を確認

  2. 老後の予想支出を計算

  3. 持ち家か賃貸かで大きく変わる住居費

  4. 居住地域による生活費の違い

完璧なシミュレーションは難しいかもしれませんが、これが未来に向けての資産形成のスタートラインになるのです。

■政策との関連性

家計調査の数字は、政策や公約の検証にも活用できるんですよ。先週お話しした政党の公約から抽出したお金の部分と、この統計局の数字を混ぜながら考えられるようになると、矛盾点や問題点に気づけるようになります。

僕も完璧にできるわけではありませんが、一緒に学んでいきましょう。最終的には、それも全部手段で、自分の世帯、自分の家族の家計に落とし込んでいって、老後まで幸せに生きられるように資産を持っておく、これが目的なわけです。

■まとめ

家計調査の数字は、確かに一見すると難しそうに見えます。でも、この数字を理解し活用することで、より確かな将来設計が可能になってくるのです。

自分の世帯、自分の家族の家計に落とし込んでいって、老後まで幸せに生きられるように資産を持っておく。これが最終的な目的なんです。そのために一緒に知識を蓄えていきましょう。

■お知らせ

「木下×大河内のズバリお金から逃げるな!!」第7回、今日から後編がスタートしました。前編は各党の政党公約のお金の部分を抽出して木下さんと対談しており、木下さんのチャンネルで今日まで限定価格となっています。

後編は総務省家計調査の深掘りということで、10月30日(水)まで限定価格です。ぜひ確認してください。

それでは、素敵な1日を。
最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ✨じゃあね!


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