1つに決めなくていい(自分らしい生き方とは)
自分らしい生き方を探し、多くの方が旅を続けています。
答えを探し、格闘を続けています。
自分の外にヒントを探し、自分の中に答えを見つけようとする。
でもなかなかその答えを見つけることができない。
私もそうでした。
ある時、私は一つ気になることがありました。
それは、「答えは1つなのか?」ということです。
私はどこかで、自分らしい生き方というものの答えを一つに決めようと考えていました。
自分の役割や仕事を、何か定義しなければと考えていました。
私の個性や特徴は、このようなもの。
私の役割は、このようなこと。
だから私は仕事としてこれをする、と。
しかし、その1つが見つからず、分からず、苦しんでいました。
1つでなくてもよいのかもしれない。
今はそのように考えています。
自分の特徴はいろいろある。
自分の役割もたくさんある。
だから、自分の仕事はいろいろあっていい。
私には、他者よりも明らかに優れているものなど、1つもありません。
しかし、たくさんの「できること」があります。
そのできることすべてを、私レベルで行える人は、私くらいなのではないかと思います。
人の話を聞きながら、その人の力を引き出すこと。
人の考えを聞きながら、それを整理し、コンセプトを見つけること。
考えを文書化し、企画書としてまとめること。
それを人に話し、人の心を動かしたり賛同者をつくったりすることなど。
学びあいをテーマにした場づくりもできるし、場の進行もできる。
人の思いを持ちより、新しくプロジェクトを生み出すこともできる。
さらに、私には関心のあることがたくさんあります。
内容は違えど、「できることがたくさんある」という点においては、あなたもきっとそうでしょう。
あなたにはできることがたくさんある。
料理、情報収集、ゲームのスキル、動画の編集、ダンス。
お金の管理、ヨガ、温泉の知識、ペットの気持ちを理解すること、など。
それらを、あなたレベルでできる人は、この世界であなただけなのだと思います。
(ちなみに上にあげた事柄は、私にとって苦手なことばかりです)
いろいろできていい。
1つに絞らなくていい。
いろんな顔があっていい。
人は本来、そのようなものではないかと思います。
状況に応じて、役割に応じて、自分が持ついくつかの顔の中のどれかを生かしてみる。
もし個性を出したければ、いくつかの顔をかけ合わせながら、
自分ならではの取り組みを創造し実践してみる。
それが自分らしさを出すということなのだと思います。
1つに決めなくていい。
自分自身を狭くしなくていい。
そう考えてみると、気持ちが自由になります。
そして未来に、少し明るさを感じます。
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