新型コロナで再認識した都会暮らしの危うさ
6月20日現在、新型コロナウイルス感染者数が少ない県は、岩手(0人)、鳥取(3人)、徳島(5人)、鹿児島(10人)、秋田(16人)。すべてが県土の大半を過疎地域が占める。岩手県は本州で最も面積が広い。1㎢あたり人口密度は80.29人で、本州で最も少ない。だから、「三密」にはなりにくい。これは、農業現場でも同様だ。田畑での農作業のみならず、農村社会で「三密」になるケースはほとんどない。農民作家の山下惣一が言う。
「過疎こそが最大の感染症予防。新型コロナでわかった都会暮らしの危