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14.裏テーマ:フィルターバブルの崩壊

理子
建築は好きだけど(好きだからこそ)建築業界に疑問を持つ2001年生まれ魚座
転職を機にENFPからESTPに ✧︎ 日々変化するのが好きで、衝動的に動くこと多め ✧︎ 私生活はとにかく可愛い子と女の子のアイドルが好き
夏幸
人の幸せに関心があり、不要不急のものと教育に興味がある2000年生まれ乙女座。
ENFP-Tの関西人。カメラと音楽と餃子と節約旅行とビションフリーゼが好き。2024年はサカナクション、SEKAI NO OWARI、SUPER EIGHT、Aぇ! group、藤井風、フェス4回。

理子:今何を思ったかっていうと、SNSのアルゴリズムの話で。テレビとかマスメディアは、自分が「この情報欲しい」と思ってそれが流れてくるわけじゃないけど、SNSは一対一でおすすめしてくるやん。
夏幸:それ、フィルターバブルって言うんですよ。スマートニュースもフィルターバブルをなくしたい的なテーマだった。YouTubeのおすすめとかそうやけど、レコメンドの機能で永遠に自分の興味があるものが勉強されていくやつ。
理子:えだからりこ、それがもう大問題だと思うんよ。さっきの職業の話もそうじゃん。だからフィルターバブルっていうのが大問題なわけじゃん。フィルターバブルがあるからSNSとかも自分が好きなものだけしか、りこは建築とアイドルしかもう出てこんもん。
Pick a Bookってそれをどうにかできるくない?
夏幸:そう!だから「無作為と作為の余白」ってそれだ。
理子:もともと大学の卒業設計の集合住宅を作ったのもそうやけど、そういうとこにめっちゃ興味があるわけよ。自分が興味があるものだけで構成された生活ってどうなんやろって。広告とかもさバンバン自分の興味があるものしか出てこんわけやんか。でも、もっといろんな選び方を提案してもいいんじゃないかって思ったわけ。本の人への届き方、選び方みたいなのを考えたかったっていうのもある。だから目隠しをするみたいなのも考えた。


夏幸:ってことは私らの裏テーマはフィルターバブルの崩壊?
理子:ほんとにそうやわ、それしたいもん。Googleとかから勝手にそういう生活にされてるやん。でも実空間ならまだ可能性はあるんよ。機械に侵されてないから、まだこの身体は。
夏幸:めっちゃわかる。いくつか言いたいことがあるう!
1つ目、音楽フェスってそういう場やと思ってんねん。「このアーティストを見たい」っていう人も他のアーティストも知れるし、「フェスという空間に行きたい」っていう人もあんまりアーティスト知らなかったけど知れた、みたいな体験ができる。なんとなく知ってたけど急激に好きになるとか、この歌詞めっちゃ刺さるやんってなるのって、生でしか起こり得ないことやったりするからさ。
もう1つが、“穴場”っていう言葉を信用してないっていう話なんやけど、例えば“東京穴場スポット”って調べても、結局SEO対策されてるサイトが出てきて、穴場じゃないやん、行ったら人おるやんみたいな。ガチの穴場ってほんまに人がいないところとか、実はめっちゃ美味しいけど全然売れてないところとかなわけ。でも、あれを知る機会ってマジないのね。
理子:確かに。穴場っていう言葉が出てきてる時点でもう穴場じゃないというか。
夏幸:ガチな穴場スポットって何かっていうと、大学の時にタイニーハウスを建てた(参考:https://www.instagram.com/tinyhomevillage_project)四万十町のあたりみたいなこと。キャンプしてる人とかはおるけど、観光客が大勢訪れる場所ってことでもなく。でも、私たちが作った木でできた家に泊まりたい人って絶対どこかにいるはずなんやけど、なかなか辿り着けないよね。そういうのは無限にあるし、きっかけ一つで良い出会いもあると思うねんけどなあ。
それに対して1個うまいことやってるなって思うのはピーチの旅ガチャ(参考:https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2301/25/news046.html)あれめっちゃいいなって思った。売れない路線を売るための戦略だけど、利用者はそういう僻地に行ってみたいっていうストレートなwin-win。
理子:使う側にもニーズあるし、いい体験として捉えられるってことね。だからきっかけを作りたいんよね。
夏幸:それで、新しい世界が広がりましたって絶対あると思う。
理子:ある。それしたい。自分の頭の中とか経験とかにないものに出会うきっかけとかを作るっていうことをしたい。フィルターバブルで、卒業設計したかった!マジでバブルでやりたかった!マジで今もうずいぶんりこずっと卒業設計のこと考えとったもん!マジで絶対1位取れた!
夏幸:え、イメージ作ってや。りこのやりたかった世界できたら絶対何かでアウトプットしよう。私も元々世の中で当たり前に知られてるものとか、自分がこうやって思ってるものを崩壊しにさせにいくのはめっちゃ好きな気がする。
理子:そうだよね。だから常識に囚われ続けるための情報しか出てこんというか、自分の固定概念をより固定するためにずっと摂取し続けてるやん。
それをちょっと解除してきっかけを作るみたいなことが、たった一文読むだけでも、こういうのに出会ったからちょっと料理始めてみようとかってなったりするが、いいよね!


Pick a Bookとは、「もしこの1冊と出会わなかったら?-What if I had never come across this one book?」をコンセプトに、理子と夏幸が選んだ詩集、絵本や小説など様々なジャンルの本を、シークレットブックとしてお届けするブランドです。中身が分からないように1冊ずつ包み込み、コピーとハッシュタグを添えています。今の自分にぴったりな本、大切な誰かに贈りたい本、偶然をきっかけに出会えますように。

ooとは、Pick a Bookを1つ目のブランドとして、ただのものの行き来やお金の行き来ではなく、背景にある想いやストーリーと共に、モノや機会や時間や人との出会いをプロデュースするチームです。B“oo”kに限らず、世の中には、“oo”が含まれる愛らしいもので溢れています。(『ooでやりたいこと〜ロゴ、コンセプトを言葉にしてみる〜』を参照)いろんな展開を妄想しながら、2人のg“oo”dを突き詰めていこうという想いを込めています。


明日、2024年10月19日(土)11時00分~17時00分に、JIYUGAOKA CRAFT BASE MARKET@トレインチ自由が丘にて出店します☄️ これまでとパッケージデザインや商品を選ぶまでの体験などを大幅リニューアルしているので、是非2回目の方もお楽しみにぃ!

次回、『15.((タイトル未定))|Pick a Bookのコンセプトとデザインと』を投稿します💌明日のレポートの方が先に出るかもしれませんが、こちらもお楽しみに!

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