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12.暗示的なの信じちゃう

理子
建築は好きだけど(好きだからこそ)建築業界に疑問を持つ2001年生まれ魚座
転職を機にENFPからESTPに ✧︎ 日々変化するのが好きで、衝動的に動くこと多め ✧︎ 私生活はとにかく可愛い子と女の子のアイドルが好き
夏幸
人の幸せに関心があり、不要不急のものと教育に興味がある2000年生まれ乙女座。
ENFP-Tの関西人。カメラと音楽と餃子と節約旅行とビションフリーゼが好き。2024年はサカナクション、SEKAI NO OWARI、SUPER EIGHT、Aぇ! group、藤井風、フェス4回。

夏幸:最近本屋に行くと、怖いんよな。表紙がブワーって並んでて、無限の正義を押し付けられてる感じ。同じことに対して、全く反対の意見を持った本が当たり前やけど、存在してるやん。
書き手の人が「私はこのタイミングで頑張った方が良かったからそれをみんなに伝えたいから、この一冊に閉じ込めました」とか、逆に「私は壊れたから緩く生きるように、皆さんも頑張らないでくださいね」とかってその人の人生を詰め込んでくれているからこそ、その人の正義でしかないとも言える。
どれと出会うかって結構博打で、自分は今休んだ方がいいのに、頑張れっていう言葉を本からかけられる可能性も50%の確率であるからさ。
理子:Pick a Bookだと、自分が選んだ責任が100%じゃなくない?その本に“出会った”っていう言い方でしかなくて、“選んだ”わけではないよね。なんかそこが違うよ。
この本と出会ったことを、私たちに責任転嫁できるし、運命論的なことができるから、別に自分のところに来たからって、読まんでもいいわけやん。でもこれって自分で選んだら、自分の責任100%だから読むっていうところまでが決定付けられてる。
夏幸:Pick a Bookは本を選ぶっていうよりは、パッケージとかを含むグッズとして“選ぶ”感じよね。だから、本としての機能については個人の捉え方次第。責任転嫁的なことも言えるけど、この本がこのタイミングで与えられたことの意味をめっちゃ考えると思うんよ。おみくじ的な、占い的な
理子:確かにね。良いも悪いも自分の中で解釈できるけ、“余白”ってこと?
夏幸:そうそう。他の本って別に「このタイミングでこの本が私に届いた意味ってなんやろ」みたいなこと考えへんやんか。単にそのタイミングで私が欲しいから買っただけ、でしかないからね。でも、Pick a Bookっていうブランドに出会ったタイミングも、Pick a Bookを通して出会った本がなんでこのタイミングやったんかも、色々想像できたりする。
理子:でもなっちゃん、めっちゃそういうタイミングと自分の状況を紐付けるのとかを考えとる気がする。そもそもりこの中にそんな概念がないけ、あんまそれ考えん。けどさ、そういう暗示的な体験を作れたりするのであれば面白いよね。
夏幸:なんでも深読みして妄想するの普通じゃないんか(笑)
理子:うん(笑)この夢を今見たってことは?この時にこの人から連絡が来たってことは?とかね。
夏幸:そうそうそうそう。人に言われた言葉とかおすすめされたアーティストとかも。


Pick a Bookとは、「もしこの1冊と出会わなかったら?-What if I had never come across this one book?」をコンセプトに、理子と夏幸が選んだ詩集、絵本や小説など様々なジャンルの本を、シークレットブックとしてお届けするブランドです。中身が分からないように1冊ずつ包み込み、コピーとハッシュタグを添えています。今の自分にぴったりな本、大切な誰かに贈りたい本、偶然をきっかけに出会えますように。

ooとは、Pick a Bookを1つ目のブランドとして、ただのものの行き来やお金の行き来ではなく、背景にある想いやストーリーと共に、モノや機会や時間や人との出会いをプロデュースするチームです。B“oo”kに限らず、世の中には、“oo”が含まれる愛らしいもので溢れています。(『ooでやりたいこと〜ロゴ、コンセプトを言葉にしてみる〜』を参照)いろんな展開を妄想しながら、2人のg“oo”dを突き詰めていこうという想いを込めています。


次回、2024年10月16日(水)に『13.インプットは理想の自分と素の自分の乖離を助長する?|Pick a Bookのコンセプトとデザインと』を投稿します💌
また、2024年10月19日(土)11時00分~17時00分に、JIYUGAOKA CRAFT BASE MARKET@トレインチ自由が丘にて出店します☄️ これまでとパッケージデザインや商品を選ぶまでの体験などを大幅リニューアルしているので、是非2回目の方もお楽しみにぃ!

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