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“道具から入る”ってどうなの?

DTMを始めて早5ヶ月。ちょくちょく新しい曲を作ってはボツ、作ってはボツという具合に三歩進んで二歩下がるみたいなことを繰り返しています。

僕は新しい曲を始める際に「Op.○○」みたいに通し番号をつけてきています。ここに投稿したのはまだ2つ3つくらいですが、現在進行形なのはOp.09となっています。とりあえず思いついたメロディ、それに付け加えてコード、みたいなことをスケッチ的にちょっとワンフレーズ打ち込んでみて、自分の中で採用されて進んでいくもの、ちょっと先でつまずいてボツになるものもあり、9作目となった今でもどっちに転ぶかわからない状況です。

ここに来るまでにはそれなりに試行錯誤を繰り返しています。CUBASE の様々な機能を知るとともに、まだまだ“この表現はどうしたらできるのか”がわからないなど、技術的な進歩を毎日模索しています。やっぱりやり続けていないと次の疑問にも出会うことができないですね。そしてやり続ける秘訣としてはやっぱりいろんな曲を聴くことが一番。iTunesの最近のランキングを聴いたり、YouTubeで懐かしの音楽を聴いたりして意欲を高めています。あえて高めようとしなくても頭の中で鳴ってるものを打ち込みたくてしょうがない状況になってるんですけどね。刺激を求めているって、それだけで刺激的です。

そんな表現したいという気持ちをさらに掻き立ててくれるのがやっぱり機材です。前回の曲の投稿からいくつか機材を購入しました。

まず増えたものとしてオーディオインターフェイス。必要ないかなとも思っていたんですが、昔バンドをやっていたという経験が背中を押して購入に至りました。ボーカルやギターを録りたいと。ただこの品の入手にはひとつ困難な状況がありました。それは人気商品でかなり入荷待ちになっていたということ。店員さんが言うにはコロナ禍で自宅でオーディオ関連の趣味を始める人が増えたからなんじゃないかという理由。先日11月5日に手元に来たんですが、注文したのは7月28日だったんです。今回購入したのはSteinbergというメーカーのUR22Cという機種だったんですが、オーディオインターフェイスそのものが市場で品薄だったということで、いつになるかわからないという条件のもと注文しておいたんです。当時某CtoCサイトでも相当な高値で取引されていましたね。それはさすがにちょっとバカバカしい価格だったので、購入はスルーしました。でもその注文してから届くまでの待ち時間でCUBASEの腕前に磨きがかかったとまでは言えませんが、だいぶ操作などに慣れ親しむことができた気がします。

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次に欲しくなるのが音源でしょう。CUBASEの初期内臓音源には生楽器風のプリセットが入っています。でも今回はせっかく打ち込みを本格化させようという意気込みがあったのでテクノ系のエレクトリックな音源も欲しくなってきたわけです。とにかくそういうテクノ音楽をやってもやらなくてもとりあえず揃えておきたい音というのが現れてきたわけです。というわけでNATIVE INSTRUMENTSの“KOMPLETE”という音源を購入しました。最上位モデルではなく一番下のヤツでSELECTというもの。音源の数はかなり限られてきますが、欲しかった音源が入っていたのでこれで十分ということです。MASSIVE、最高です。

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そしてオーディオインターフェイスが手元にある今、次に欲しくなるのはやはりマイクでしょう。これも相当調べました。なぜならオーディオインターフェイス並みに市場に出回っていないということだったので。すぐに欲しければまた某CtoCサイトで購入するしかなかったです。価格はもちろんのこと、コンデンサーかダイナミック、付属品などの有無でだいぶ悩みました。結局何にしたかというとAudioTechnicaのAT2050というコンデンサー型にしました。管理は大変なようですが、やはり音質と指向性の切り替えが決め手となりこのモデルの購入に至りました。

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マイクを購入したということで歌入れが可能になったわけです。可能になったというか、歌入れしてみたくて購入したわけです。かつてバンドをやっていた者としてはやってみたくなるわけですよ。なので現在進行形のOp.09は歌ありのものにしてみたいなと思っています。歌というからには詞も付くわけです。いろいろが下手くそですが、ひとつひとつ全部が楽しいですね。

ろくに技術やセンスもない中でそれなりに歩みを進めていくにはやっぱり道具が大事だと思います。プロ仕様なものはいらないにしても、やりたいことができる最低限の環境は準備するべきだと思っています。何かを表現したいという熱いものを冷めさせないようにするために自分の欲しいものは極力揃えたいなと思ったんです。あれもこれも揃えたけど、ほんの数%しか活用できていないというのはイヤなんです。でもコレがあれば絶対に何か違う結果が得られるというものは選ぶようにしてきました。道具を揃え過ぎて宝の持ち腐れ状態にはなりたくなかったんですが、今のところそこそこ想像していたようには使えているんじゃないかなと思っています。決して損な買い物じゃなかったと思っています。

そんな道具をできるだけ使いこなして、想像を創造して形にできるようにしていきたいですね。インプットしたものはアウトプットしていきたいし、アウトプットしたいからまたインプットしていきたいし。技術的な部分がまだ追いついていないけど気持ち的な前進はかなりあります。今後は気持ち的な前進を技術面が追い越していくような感覚が得られたら最高だなと思っています。

道具ばかり揃えるのもどうかと思いますが、男にはそういう“道具から”というプロセスはすごく大事だと思います。腕前も、それを発揮させる道具も、自分のものにできた時の嬉しさって、男には大事なんです。

また何か作品ができたら書き込みますね。

道具ばかり揃える。大いに結構なことだと思います。


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