曲輪のお盆制作⑤
2022.9.4.
この記事では、受講生みなさんの作品を紹介したいと思います。
お茶の先生をしているというこの方。
お名前に「竹」が入っていることから、「竹」をコンセプトにした作品がとっても素敵。
こちらはお月見に合わせて作ったという、兎のかわいい作品。
小さいお盆の方は「妻に作ったんです」という発言で、みんなからうらやましさの声が漏れる。
はじめて漆芸にチャレンジした方。
どんぐりも秋だし、月も今の時期にあっているよね。
こちらは漆芸にとっても慣れている方。
蓮の葉っぱに乗っかるカエル、そして小盆はメキシコの刺繍の柄なのだとか。
こちらも毎回講座でお会いする方。
作業がいつも早く、ささっと制作する方。
スタンプでの桜の花びらも、感覚でポンポンと乗せていて、とっても早かった。
こちらは、お着物が好きな方で、普段は金継などを教えている方。なのでほぼプロではある。
デザインも私はすてきだと思うのだけれど、先生は大きいお盆の方が柄は二つくらいの方がいいとのこと。
こちらは地元で絵を描いている方。
小盆のお花、とっても品がいいよねえ。本人からは想像できない・・なんつて!
こちらはお隣に座っていた方。
年代も年代なので、私も制作以外のお世話を少々。ほんとうに、おじいちゃんと孫のような時間を過ごさせていただけた。
もともと美大でご一緒だったこちらの方。
漆芸の講座ではよくお会いするので、今回もこちらで再会できてよかった。3年ぶりでした。同じ蓮なのにとっても素敵な作品だなあ。
こちらは写真がうまく撮れなかったけれど、とびうお。
先生からは実際にはありえない構図なので、陸は奥に小さく入れるのがよかったのでは、とのこと。
こちらはアトリエうかいのクッキーの柄をモチーフにしたそう。
クッキーとは気づかなかったけれど、優しい感じの雰囲気で使い勝手がよさそう。
帰り道、いろいろお話した方。
お母様といっしょに行った東北の山を思い出して作品を作ったとのこと。特に小盆は「売れるよね」と先生も大絶賛。特に、木目を縦に使用しているのがかっこいいね。
大きな方は、ストライプがややトゥーマッチとのことだけれど、かっこいいと思うんだけどなあ。
そして私の作品。
蓮の実、蓮の葉が横からと縦から、視点が混じっているのが狙いであれば面白い、とのこと。狙っていたというか、それぞれの好きな角度を置いてみたんだけれども。
葉っぱの質感がそれぞれ違うのは面白いといってもらえた。
紫色の差し色具合は気に入っています。
黒い小盆は葉っぱらしさが出た。
ちょうもかわいく重なってよかったなあ。
赤い方はもう少し錫を蒔いてもよかったかな?
そうするとちょうのコントラストが効いたかな?
4日間で完成した作品たち。
これから育っていくのが楽しみだなあ。
漆は、使って、育てて、継承していくものだと思う。
いつか、時代を下って、誰かがこれらを継承してくれていると嬉しいな。