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映画記録「高速道路家族」

2024.11.21.

韓国文化院の映画イベントに応募し、行ってきた。

スリラー映画とのことで、どんなだろう。
作品:高速道路家族(고속도로 가족)
監督:イ・サンムン
出演:チョン・イル、ラ・ミラン、キム・スルギ ほか

ストーリー:テントで寝て、夜空の月を照明として暮らすギウと3人の家族。彼らは、高速道路のサービスエリアを転々とし、再び遭遇することのない訪問者に2万ウォンを借りながら食いつないでいる。ある日、すでにお金を借りたことのあるヨンソンと別のサービスエリアで再び遭遇してしまう。不審に思ったヨンソンはギウを警察に届け出る。ヨンソンは残されたギウの妻ジスクと子供2人を放っておけず、家へ連れて帰り一緒に暮らすことに。何不自由のない生活を送るジスクと子供たち。そんな家族をギウは取り戻そうとするが…。相反する二つの家族の出逢いがとんでもない結末を迎えることとなる。

公式サイトより

ホームレス状態の父・母、そして子どもたちふたり。冒頭では、韓国の競争社会から逃れた、牧歌的な一家にも見えなくもない。
どうやって生活費を稼いでいるかが見えてくると、子どもたちの本当の気持ち、母の気持ちなど見え隠れし、ギリギリのところで成り立っている家族なのだということがわかる。
韓国は「家族」をことのほか大事にするが、選ぶことのできない家族を、どこまで信用し、団結し、与え、与えられていくのか。
家族のかたち、集合と離散を考えてしまう作品だった。


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