神様のいる生活
春爛漫の季節になりました😊
当社境内でも、八重桜や照手桃など様々な花々が見頃を迎えています…!
当社は4月末まで「さくら詣」の期間🌸
新年度に心新たに、清々しくお参りをいただければと、皆さまのご参拝を特別なご用意にてお待ちしております。
またこの期間、当社ではを桜色の和紙で包んだ特別な“お神札”をお分かちしております。
心新たにお神札を御奉斎いただく機会になればと、お神札をお受けいただいた方に簡易的な“お札立て”とお札のおまつりの仕方を書いた“特別な栞”を併せてお分かちしております。
神棚をお持ちでない方、そして初めて神札をお受けいただく方も安心してお受けください…😊
というわけで、今回はお札のまつり方についてのお話です!
◆神さまと暮らすということ
家の中に神札をおまつりして祈りの場所を作ることは、神様と一緒に日々を暮らすということでもあります。
そのため、神札を飾る際は、東向きもしくは南向きに、目線より高い場所に神棚やお札立てを設けて、清潔を保っておまつりする…など、神社として推奨するおまつりの形や約束事は勿論ございます。
しかし最も大切なのは、神札をおまつりする場所や方法ではありません。
「まずは自身に合った出来る形で真心を込めておまつりする」ことが何より大切なこと。
まずはご自身のこころを大切に「祈りの習慣」を形作られ、日常の中で親しくおまつりを頂きたいと思います。
日本では古くからその土地の神様(氏神様)やご先祖様をおまつりするだけでなく、お正月にお迎えする歳神様をはじめ、台所の竈神様、井戸の神様など家の中にさまざまな神様をおまつりし、神様に感謝して生きてきました。
生活の中で神札をおまつりして、自宅でも手を合わせる時間を持つことで、感謝の心を「祈り」という形に示し、日々素直な自分のこころと向き合い、立ち返ることができるのです。
こうした繰り返しが日々の大切なこころの積み重ねとなり、自然と作法や考え方も伴い、神様のお恵みお導きをいただいて、心身ともに健やかに暮らすことができるのだと思います✨
◆お神札と神様の関係
お神札は、神様の御分霊である御神霊が入ったもの、神様の御力が込められたものです。
お守りの織袋の中にも携帯性のある小型のお神札が内包されていますが、神棚におまつりするお神札は、据え置き型の大きなもの。
宿る御力も、その大きさに比例して大きなものともなります。
素直な心で神様にお祈りすることによって親しくお護りお導きがいただけるように、神様の御力も祈りの力によって強くなります。
清浄を心掛け、丁寧におまつりをして、素直な心で祈ることで、より強い力でお護りをいただける という関係にあります。
◆自宅で神札をおまつりする
お神札は神様そのものと考えると、おまつりするには神様のお家である神棚を設けたいところ。
神札をおまつりする「棚」を神棚といいますが、それとは別に神札を納めるお宮を模した入れ物を「宮形」といいます。
現代では神棚や宮形の形やデザイン・大きさは様々で、洋間にも合うようなデザインのものも増えていますし、普及用に簡易的な「お札立て」などもございます。
今回の「さくら詣」では、はじめてお神札をおまつりする方の助けとなればと小さなお札立てをお付けしております。
様々な形状のものがございますので、まずは、ご自身の状況にあったものをお選びご奉斎ください。
◆お神札のまつり方
自宅で神札をおまつりする際の一般的なまつり方は、伊勢の神宮の神札(神宮大麻)と氏神さまの神札、また特別に崇敬している神社があれば、その神札や荒神札(竈神)を一緒に神棚におまつりすることが一般的です。
・神宮大麻(お伊勢さま)
伊勢の神宮では皇室の御祖神であり太陽神である天照大御神をおまつりしています。
伊勢の神宮は、全国の神社の本宗であり総氏神とも呼ばれる特別な存在のお宮です。
伊勢の神宮のお神札を“神宮大麻”といい、この特別な神札は全国の神社でお分かちしています。
・神社大麻(氏神さま)
それぞれの神社にも固有のお神札があります。
お住まいの地域を守護する氏神神社のお神札を“氏神大麻”といい、全国の神社でそれぞれお分かちをしています。
他にも祖先に縁の深い神様や、親しく崇敬をされている神社のお神札なども「崇敬神社」として、他のお神札と一緒におまつりします。
春の節目のこの季節に、心機一転神札をおまつりしてみてはいかがでしょうか…🌸
神札のまつり方について、なにか疑問や不安がありましたら、神社までお気軽にご相談いただければ幸いです。
皆様のご参拝をお待ちしております…✨
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