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日常から生まれる「ism ≒ 嗜み」| onosatoshism

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いつも心にデザインを

ビジネスの世界において、非デザイナーであってもデザイナー的感覚を持つことが重要性を増しています。デザインはもはや「絵を描く」ことではなく、経営や商品企画と直結する戦略的なスキルへと進化しています。 サービスデザインとUXデザイン ユーザーを起点としたビジネス創造 近年注目を集めているのが、「サービスデザイン」と「UXデザイン」です。どちらもユーザーを中心に考え、彼らのニーズや体験をデザインすることで、より良いビジネスを生み出すことを目指しています。 従来のデータ分析や結

    • AI対話によるDIYブランディングの可能性

      近年、AI技術の進化により、企業が自らブランディングを行う「DIYブランディング」が注目されています。特に、ChatGPTのような対話型AIを活用することで、ブランディングプロセスを楽しく、効果的に進めることが可能です。今回は、ChatGPTを使って自社のブランディングを成功させるためのヒントを紹介します。 1. アイデアのブレインストーミングでスタート! ブランディングを始める際に最初に行うべきことは、アイデアのブレインストーミングです。ChatGPTを使えば、無限のア

      • とあるカリスマ経営者の面接

        カリスマの弊害 自らをカリスマ経営者と称する人物には、しばしば問題が伴います。特に面接時における横柄な態度は、その無神経さからプライベートにまで踏み込み、会社の品位を大きく損ねます。こうした「悪名高き面接」は、長く語り継がれることでしょう。ただ本人は気付かぬままに・・・。 プライバシーへの侵害 プライバシーに踏み込む質問をする経営者は、応募者に対して尊重の念を欠いています。例えば、「家庭環境は?」や「休日の過ごし方は?」といった、仕事に直接関係のない質問を平然と行います

        • 増えたのか? 日本のフリーエージェント

          アメリカで流行したことは、日本でも流行することが多いと言われています。これは、物や事柄に限らず、働き方にも当てはまるかもしれません。アメリカの専門研究機関によると、2020年までに労働者の40%がフリーエージェントになると予測されています。この言葉を聞くとプロスポーツ選手を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、ビジネス界においても自分のスキルを活かし、様々な企業のプロジェクトチームの中心として活躍し、大きなビジネスを生み出す人たちが増えています。 フリーエージェントという新

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          ジェネレーションXYZとは?―未来を担う世代の可能性

          「ジェネレーションXYZ」と聞いて、新しいアイドルユニットを思い浮かべる方もいるかもしれませんが、これはアメリカ合衆国で人口を5つの世代に分けたカテゴリの一部を指します。年代は若干前後する場合もありますが、以下の通りです。 Traditionalist(伝統主義者世代):1928年~1945年生まれ Baby Boomers(ベビーブーム世代):1946年~1964年生まれ Generation X(X世代):1965年~1980年生まれ Generation Y(Y

          ジェネレーションXYZとは?―未来を担う世代の可能性

          落とし穴からの脱出:厳格なルールからの脱却と創意工夫の促進

          多くの企業が抱える「組織に元気がない」「人が育たない」という問題は、定型化された規制や管理強化の副作用であることが多いと感じます。特にコンプライアンスの強化を目的としたルールの厳格化が、最初は息苦しくても、次第に習慣化し、やがて閉塞感とマンネリ化が組織全体に浸透してしまいます。 厳格なルールに縛られた環境では、失敗を恐れるあまり、仕事に対する創意工夫や挑戦意欲が減退し、「決められたルールを守れば良い」という姿勢が根付いてしまいます。これにより、組織全体が先行きの見えない停滞

          落とし穴からの脱出:厳格なルールからの脱却と創意工夫の促進

          さよなら管理職 ・・・

          どの時代でも、自分の保身ばかりを考え、部下に正しい道を示さない、あるいは示すべき道を理解していない管理職が存在します。そのような管理職がよく口にするのが「最近の若い人は育たない」というフレーズです。皆さんも、この言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。 育つためのプロセス 人も植物も、突然変異で急に成長することはなく、育つためには適切なプロセスが必要です。普通の植物は水や肥料、日光を適切に与えられて育ちますが、サボテンのように過剰な水分を避けるべき植物もあります。

          さよなら管理職 ・・・

          YOLO スピードを楽しめ

          日本企業は決断が遅いと言われています。一つの決断を下すのに多くの時間をかけ、リスクを想定し、確実なリターンを求めることがその要因の一つです。リスク回避の観点から、この時間は必要と感じる一面もありますが、じっくりと時間をかけて決断した結果、リリースする頃には市場ニーズも競合相手の状況も短期間で変化してしまうことが少なくありません。今日検討している内容が数ヶ月後には全く使い物にならない可能性もあります。変化が激しい現代では、決断スピードの遅さによる市場との「ズレ」が、一番大きなリ

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          DDIは救世主となるか

          現代の企業における「イノベーション」とは、新たな技術革新を前提とするものが多く、膨大なコストと先進性が必要とされています。しかし、そのようなプロダクトやサービスは、日進月歩で進化する現代において、より優れた類似品に置き換わる過程を繰り返し、コモディティ化されていきます。そういった「無駄の繰り返し」も、今後数年でリセットされ、新たな価値観を求められる時代が到来するようにも感じます。 Z世代の思想とライフスタイル これからの未来を築くZ世代の思想やライフスタイルを見ても、「シ

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          自分段取りしてます?

          新入社員も少し慣れはじめ、先輩の仕事を観察する余裕もでてきたのではないでしょうか? ワーク・ライフ・バランスの現実と課題 社会人の仕事と生活の調和を実現することを目的に、「ワーク・ライフ・バランス」という言葉も聞き飽きた今日この頃。国からの指導ということもあり、企業も表向きには仕事を早く切り上げて帰宅しなさいと促します。いきなり言われても仕事が突然減るわけではありませんので、業務の効率化や効果的なアウトソーシングは「自己管理」のひとつと数えられます。しかし、アウトソーシン

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          ストリートスマートが拓く未来:常識を覆す「Why?」の力

          英語に「ブックスマート」「ストリートスマート」という言葉があります。 近年、ビジネス界において「ストリートスマート」と呼ばれる人材が注目されています。従来の「ブックスマート」とは異なり、教科書的な知識よりも、現場での経験や実践的なスキルを重視する人材です。彼らは、既存の枠にとらわれず、柔軟な発想で問題を解決し、革新的なアイデアを生み出すことができます。 ブックスマートの限界  変化の波に溺れる 高度経済成長期以降、日本社会は協調性や効率性を重視し、「ブックスマート」と呼

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          ワークライフインテグレーション:テレワークが拓く、人生100年時代の新しい働き方

          2018年からテレワークを導入している私の会社では、新型コロナウイルスの影響でテレワークが急速に普及しました。多くの社会人がテレワークのメリットとデメリットを肌で感じ、働き方や生き方について考える貴重な機会となっています。 勤勉さだけが美徳? ワークライフインテグレーションの重要性 勤勉で失敗を認めない風潮が根強い日本社会において、テレワークが吉と出るか否か不安を感じる人も多いかもしれません。しかし、私はテレワークが「ワークライフインテグレーション」の実現に貢献し、人生

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          逆さまに考えることのススメ

          私には好んで訪れるドイツ料理店があります。リーズナブルで美味しい、そしておしゃれなこのお店は、私にとって最高のランチスポットです。 ある日、いつも通りランチを食べていると、奥のボックス席でマダムたちが大きなグラスでビールを飲みながら楽しそうに談笑している様子が目に入りました。以前から何度か見かけた光景でしたが、車で来店していたため、指をくわえて眺めることしかできませんでした。 しかし、その日私は決意しました。「今度こそ、ランチでビールを飲むためにここに来よう!」と。 非

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          シンプルこそ真価

          「デジタルの進化」と「情報の氾濫」が共存する現代社会において、必要な情報を精査・収集することの重要性はますます高まっています。脳科学の研究によると、人は視覚情報の20%ほどしか記憶に残らないと言われています。 情報過多時代のニーズ シンプルさへの回帰 無駄な要素を排除したシンプルな情報は、情報コミュニケーションを円滑にするだけでなく、ユーザーの認知度や理解度を高める効果も期待できます。 近年、Webページや広告、UIなどの視覚情報伝達も、シンプルで洗練されたものが好まれ

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          認知特性を知る

          人にはそれぞれ、得意なことと不得意なことがあります。多くの場合、苦手意識を持つことでストレスを軽減できるのですが、状況によっては避けて通れないこともあります。 私たちが情報を取り入れる方法は、主に視覚、聴覚、触覚の3つです。これらの情報処理の仕方に偏りがあることを「認知特性」と呼びます。認知特性を理解することで、自分の仕事適性や可能性の伸ばし方を知ることができます。 3つの認知特性と詳細な分類 認知特性は、大きく3つに分類されます。 視覚優位者:見た情報を処理するのが

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          ジブンイズム

          日本のフォークグループ「アリス」のボーカリストの谷村新司さんが昔テレビで語っていた言葉を思い出しました。 彼は自身で作詞作曲を行い、多くの名曲を生み出してきた一方で、「他人の音楽を聞かない」という持論を持っていました。 オリジナリティの源泉  自分自身の「消化」 谷村新司さんによると、彼の創作の源泉は音楽以外の芸術や日常の様々な出来事であり、それらを自身の体に取り入れ(食べて)、噛み砕き消化され排出されたのが「音楽(うんこ)」なのだそうです。 「俺は、うんこを食べたく

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