認知特性を知る
人にはそれぞれ、得意なことと不得意なことがあります。多くの場合、苦手意識を持つことでストレスを軽減できるのですが、状況によっては避けて通れないこともあります。
私たちが情報を取り入れる方法は、主に視覚、聴覚、触覚の3つです。これらの情報処理の仕方に偏りがあることを「認知特性」と呼びます。認知特性を理解することで、自分の仕事適性や可能性の伸ばし方を知ることができます。
3つの認知特性と詳細な分類
認知特性は、大きく3つに分類されます。
視覚優位者:見た情報を処理するのが得意
聴覚優位者:聞いた情報を処理するのが得意
言語優位者:読んだ言葉を処理するのが得意
さらに、それぞれの特性を2つに分類することで、より詳細な理解が可能になります。
視覚優位者
A. 写真のように二次元で思考するタイプ:図表やグラフなどを活用して理解を深める
B. 空間や時間軸を使って三次元で考えるタイプ:立体的な図形や模型などを活用して理解を深める
聴覚優位者
A. 文字や文章を耳から入れる音として情報処理するタイプ:音声を聞きながらメモを取ったり、説明を聞いたりすることで理解を深める
B. 音色や音階といった音楽的イメージを脳に入力するタイプ:音楽を聴きながら作業したり、リズムに合わせて考えたりすることで理解を深める
言語優位者
A. 文字や文章を映像化してから思考するタイプ:文章を読みながら、頭の中で映像を思い浮かべることで理解を深める
B. 文字や文章を図式化してから思考するタイプ:マインドマップやフローチャートなどを活用して、文章を整理することで理解を深める
私の認知特性と仕事
上記6パターンのうち、私は「視覚優位者」と「聴覚優位者」の特性があり、「言語優位者」は苦手意識を持っています。
どこかのコラムに書いてあったのですが、人の顔を覚えるのが得意な人は、小説を読むのが苦手だそうです。確かに顔を覚えるのが得意で小説が苦手な私です。(説明書やビジネス書は普通に読めます)
やりたい仕事と向いている仕事は、必ずしも一致していないことがあります。
あなたも自身の仕事と照らし合わせ、自分の特性を有効に活かせる職種なのか判断してみてください。もし、違っていた場合は、もっと視野を広げ、自分らしいキャリアパスを見つけてみるのも良いかもしれませんね。
認知特性を活かしたキャリア開発
認知特性は、生まれつき決まっているものではありません。訓練や経験によって、ある程度は変化させることができます。
自分の認知特性を理解し、それを活かした仕事や勉強方法を選択することで、より効率的に能力を伸ばしていくことができます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?