令和四年五月(西暦6月)
何と今月も御言葉頂戴致しましたが、今回は多少「和月」についての由来なども交えてお伝えさせて欲しいそうですのでご興味のある方は「由来」閲覧されながら梅雨の雨音などに耳を傾けて、のんびりとご覧ください。
今月は「皐月」についてのうんちくが長くなってしまいましたので「御言葉」を先に読まれて「雨の日」にでものんびりと、うんちくをご覧ください。
『五月・皐月(さつき)』
皐月の花言葉
『節約』『貞淑』『節制』『幸福』『協力を得られる』
さつきは、渓流沿いの岩肌などの厳しい環境を好んで生息します。川が増水して水をかぶっても流されないような、低い姿勢で自然の厳しさに耐えている姿から「節制」「節約」などの花言葉がつきました。
皐月とは
明治初頭より陽暦(新暦)を採用した日本では、12か月を1月〜12月の数字で表しています。しかし古来の日本では、各月を季節感がわかるような和風月名で表現しており、その5番目の月を「皐月」としていました。現在の日本では、これを陽暦(新暦)の5月に当てはめ「皐月=5月の別名」として用いています。
陰暦の五月は、陽暦の5月と時期が違います。陽暦は陰暦から1か月ほど遅れています。陰暦の五月は、陽暦の5月下旬から7月上旬頃、ちょうど梅雨の時期に当たります。
皐月の語源・由来
皐月は旧暦における五月のことで、読み方は”皐月(さつき)”になります。
田に早苗(若い稲の苗)を植える月という意味の”早苗月(さなえづき)”からきている説が有力です。
稲の苗というのは田植えができるようになるまである程度育てる必要があって、
田植えを行うことができるまで育った苗のことを”早苗(さなえ)”と言います。
そしてこの時期は田んぼに若い稲の苗である早苗を植える月ということから、
早苗を植える月なので”早苗月(さなえづき)”となりました。
その”早苗月”が略されて旧暦の”皐月(さつき)”になるのですが、
もともとさつきの”さ”という字自体に苗植えや耕作の意味があります。
さらに皐月の”皐”という漢字があてられているのも、
”皐”という字には”神に捧げる稲”という意味があることから皐月となったようです。
皐月の別名
旧暦の月名である皐月(さつき)ですが、実は皐月という名称以外にも別名がたくさんあります。
いまだと5月のことは5月としか言わず別名はありませんが、
昔は月名に生活や季節に関連する呼び方をしていました。
そしてその月を表す名称もひとつやふたつではありません。
では皐月の別名には一体どういう名称のものがあるのかを見ていきましょう。
仲夏(ちゅうか)
皐月が別名で仲夏(ちゅうか)と呼ばれるのは、夏の真ん中という理由からです。
旧暦における季節では4月・5月・6月が夏となっており、
仲夏の”仲”という字には”真ん中”という意味があります。
ですので仲夏は夏(4月・5月・6月)の真ん中という意味になるため、
旧暦の5月である皐月の別名として仲夏(ちゅうか)と呼ばれています。
ちなみに挨拶などで”仲夏の候(ちゅうかのこう)”と使用するときがありますが、
だいたい6月初め~7月初めにかけて使われることが多いです。
皐月は旧暦では5月のことを指していますが、
現在の暦では5月下旬から7月上旬ぐらいの時期なのでだいたい合っていますよね。
早稲月(さいねづき)
皐月が別名で早稲月(さいねづき)と呼ばれるのは、早熟の稲を植える月という理由からです。
早熟の稲というのはつまり早苗(さなえ)のことであり、
早苗を植える月である”早苗月(さなえづき)”と語源的にはほとんど同じです。
なので”早苗月(さなえづき)”と”早稲月(さいねづき)”で、呼び方が多少異なるだけですね。
橘月(たちばなづき)
皐月が別名で橘月(たちばなづき)と呼ばれるのは、橘の花が咲く月という理由からです。
橘の開花時期は現在の季節でいう5月~7月あたりになるので、
旧暦の5月である皐月の時期(5月下旬~7月上旬)とだいたい合っています。
他の皐月の別名(箇条書き)
”仲夏(ちゅうか)”、”早稲月(さいねづき)”、”橘月(たちばなづき)”以外にも、
皐月の別名として呼ばれている名称について下に箇条書きにしてみました。
<皐月の別名の一覧>
* 早苗月(さなえづき)
* 授雲月(じゅうんづき)
* 田草月(たぐさづき)
* 月不見月(つきみずづき)
* 吹喜月(ふききづき)
* 悪月(あくげつ)
* 雨月(うげつ)
* 開明(かいめい)
* 啓月(けいげつ)
* 写月(しゃげつ)
* 鶉月(うずらづき)
* 梅夏(ばいか)
* 梅月(ばいげつ)
* 長至(ちょうし) などなど
※上記以外にも皐月の別名は数多く存在しています。
お待たせしました!
今月、皐月に降りてきました御言葉です。
一月
遠くに見えるは己の道か他人の道か見極め行動せよ
己の道であれば突き進むべし、他人の道なら協力すれば己の徳となる
色 黒
道具 ライト
数 3
二月
見極めが肝心。上手い話やってくるが見極め一つで大吉にも大凶にもなる
ここぞというときに迷いあり迷わば捨てよ、己の直感、感情を大切にせよ
色 青
道具 ハンカチ
数 3
三月
混ざるも混ざらぬも心一つ混ざれば己の欲捨てるべし
己の心で進むなら混ざらずいけ心決まらねば巻かれよ
色 紺
道具 鉛筆
数字 5
四月
心に決めた事、今年の抱負を今こそ全うせよ。行動せよ。
行動を起こす時は来た。今動けば事は上手く流れに乗る
色 ピンク
道具 コイン
数 9
五月
何かと騒がしい時期ではある。己の計画、今一度見直し修正せよ
騒がしいは、己の計画不足。今見直せば全て上手くいく
色 赤
道具 パソコン
数 5
六月
先を見るは大切なり。先は先なれど目先を見よ。
先を見るがあまり周囲がついて来れぬぞ、一人より二人、仲間と育め
色 黄色
道具 メモ帳
数 2
七月
上下を決めるな。皆平等でいけ。さすれば意外な人が助けとなろう。
見下すことはするな全て己と同じ。
色 緑
道具 消ゴム
数 4
八月
自分の時間より他人との時間を大切にせよ。自ずと整う
他人の為に使う時間にこそ時間の本当の意義あり
色 茶色
道具 鍵
数 7
九月
美しきは人の心であり物ではない。心持たずして己の成功無し
心一つにすれば上手くいく。
色 オレンジ
道具 工具
数 4
十月
時は美しきものにも穢れあり、穢れありても浄れば清浄なり
間違い起こしても修正は効く、間違いに気付くことの大切さ
色 緑
道具 ヘアピン
数 6
十一月
他人に恩情あれば心温かく幸あり、己の欲信頼逃す
自分にではなく他人に情を持ちなさい。そうすれば欲なく心満たされます
色オレンジ
道具 消ゴム
数 8
十二月
冬を思い出せ辛いときこそ温かき春の喜びを
温かいばかりでは、本当の幸せは分からない。辛さを知れば幸せは痛感できる。
色 紺
道具 ハンカチ
数 6
御言葉の受け取り方
※受け取り方次第では全ての言葉がキーワードや切っ掛けに繋がりますので前向きにご自身の生まれ月を、御覧下さい。月始めの場合には先月(一月上旬の場合には十二月生まれ)月末生まれの場合には次月(十二月下旬生まれの場合には一月生まれ)も重ねて御覧下さい。
最後に
五月の異名、異称は田植えを意味するものがいくつもあります。私たちの食生活に欠かせないお米の苗を植えるというのは、今も昔も日本人にとって重要な農作業です。
神に捧げる稲という意味の「皐」という漢字をあてたのも、それだけ稲が重要なものだということであり「皐月」の名に恥じぬ様、今月は特に梅雨などで心が憂鬱になろうと農家さん達の努力を見習い前に進みましょう。
農家さんは炎天下の中でも負けていません。やり遂げた結果、我々の口で食する有難いお米になるのです。憂鬱になる暇があるなら一歩でも前進し稲作に農家さんに感謝してご飯をいただき仕事をやり遂げましょう。
祈願の儀とは
夢や目標に沿った祈願を行いますが、ある意味、自分自身への再確認と修正を皆さま意識されているようです。
心の儀とは
祈願の儀で立てた願望の進捗状況などを御祭祀へお伝えすると共に1ヶ月間の自分自身へはもちろんの事こと関わりがあった全ての人もの時間全てに感謝を伝える祭事となっております。
それぞれに一言各々に必要な御言葉が降りてきます。