誤嚥ケア検定 認定講座
誤嚥ケア検定 認定講座
さて、突然ですが日本人の死因の上位が何かご存じですか?
がん、心疾患、脳血管疾患の3つ、これらを三大疾病と呼んだりします。保険会社のCMなどでも見たことがあるという方が多いのではないでしょうか。
ところがこの三大疾病、最近順位が入れ替わりそうになっています。
4位につけている肺炎がじわりじわりとその存在感を高くしているのがその理由です。高齢化率の高まりとともに最期、肺炎で亡くなる方が増えているのがその理由です。
そしてその肺炎の原因として非常に多いのが「誤嚥」と呼ばれるものになります。
誤嚥とはなにか?
若い人でも一度や二度は飲み物を飲み損ねてむせ込んだりしたことがあるかと思います。あれは食べ物や飲み物が肺に入ってしまってそれを排出するために起こる反応です。
誤嚥とは食べ物や飲み物が食道ではなく気管に入り、それをうまく排出できない状態だと思ってください。
つまり肺に空気以外のものが入ってしまうわけです。
固形物なら窒息してしまいますし、液体でも肺の中に入ってしまうと、その後肺炎の原因になってしまいます。
そうです。このようにして誤嚥がきっかけで肺炎になってしまう方というのが非常に多いのです。
医療的ケア児と呼ばれる小さな子から、呼吸器系の機能低下が起こっている高齢者などは誤嚥しやすくそこから肺炎になってしまうことも少なくありません。
ひとたび誤嚥して肺炎になってしまうとしばらく食事もとることが出来なくなることでさらに体力が低下します。
体力が低下しているのでまた誤嚥しやすくなってまた肺炎を起こして、という悪循環に入る方が少なくありません。
つまり誤嚥は肺炎の原因のひとつであり、肺炎になることで命の危険にさらされてしまう方が少なくないのです。
誤嚥を防ぐことが出来れば肺炎になる人の数を減らせるわけですが、誤嚥は様々なことが原因と誘因で起こります。
これさえやっておけば誤嚥は起こらない、という魔法のような方法はありません。
なぜなら、細かく非常に小さなことの積み重ねで誤嚥しにくい環境をつくり、誤嚥しにくい介助をして、誤嚥しにくい食べ方や飲み込みをすることではじめて防ぐことができるからです。
ひとつずつは小さなことの積み重ねです。
ですが、それらを全て専門家に聞いて・確認して・理解して・実施するとなるとかなり大変な作業になります。
もちろん一人一人状態や状況が異なるので個別に対応する必要があることは言うまでもありません。同時にその基礎となる部分をちょっと知っておくだけでも実は専門家からのアドバイスの再現度が高くなることで誤嚥を防ぐことが出来るばかりではなく、食事をより楽しめるようになるのも事実なのです。
誤嚥ケア検定はじめます
オンライン臨床の代表理事長岡は、言語聴覚士として10年以上もの間、在宅の現場で多くの方の「だんらん」をサポートしてきました。
その中には誤嚥を予防したり、誤嚥を繰り返してしまう方に対する対応のノウハウを蓄積するに至っています。
同時に一人の言語聴覚士が救うことが出来る人の数は限られています。これが悔しいのです。自分の持っている知識や経験をほんのちょっと伝えるだけで多くの方が助かるのに、それを伝える手段が限られていることが悔しさに拍車をかけます。
今回一般社団法人オンライン臨床では、言語聴覚士として在宅の現場で長年「だんらん」を支援してきた長岡のノウハウをお伝えする手段として「誤嚥ケア検定」をスタートさせることにしました。
誤嚥を防ぐための基礎が誰にでも分かるように、ひとりでも多くの方が誤嚥で苦しむことのないように。
専門家にかかる前にこれを知っておけば、主にご家族にとってその後の食支援がよりスムーズに出来るようになる、そんな検定です。
そしてこの検定は全部で10ステップ。
全てオンラインで受講することが可能です。そして全ての動画で受講が完了したあと、希望者には検定試験の受験資格が与えられます。
検定試験に合格することで誤嚥ケア検定の認定証が届きます。
まずはこちらの動画をご覧ください。
10ステップのうち最初のステップとして「とろみ」をテーマにした動画を公開します。
ステップ1:とろみ剤の1歩を進めよう
こういったボリュームの動画が全部で10ステップ。
誤嚥ケア検定の対象者
誤嚥ケア検定の対象者は、
医療・介護関係者
施設職員
誤嚥のリスクのあるこども、および家族
誤嚥のリスクのある高齢者、および家族
など、誤嚥に関わる方にできるだけ多く受講していただきたい内容となっています。もちろんそれ以外の方も受講可能です。
このような知識を必要としている方がたくさんいます。そしてそれによって救われる方もたくさんいます。だからこそそれらをわかりやすく伝えられるようにしたい。
そして最後には専門家がいなくてもいい世界をつくりたい。そんな思いからこの誤嚥ケア検定を作りました。
この先はnoteの有料記事となっていますが、検定費用がこちらのnoteの有料記事の購読料となります。是非検定を受けていただいて誤嚥ケア検定の認定証を手に入れてください。
自分と家族、クライアントの「だんらん」を守るためにも、この機会に是非誤嚥ケア検定、受けてみませんか?
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