会社を辞めてセカンドライフ タイプ別の、あるある


会社を辞めた翌日から身に起こる変化は・・・

タイプ① 会社に行けないことに焦る
タイプ② 朝寝坊になる
タイプ③ 料理に忙しくなる
会社を辞めた当時の年齢が52歳なので、私を知る周囲の人は「なぜ再就職しないのか? それで大丈夫なのか? そんなんでいいのか?」と訝し気に思ったそうですが、私は毎日が日曜日になった退職翌日は平坦な気分でした。

大別してサラリーマンは社会人らしい身なりと行動が板に着いた人と、そうでない自由人気分に憧れを持つ人の二種類がいると思います。私の場合は後者でした。会社組織の中が肌に合わなかったのです。なので会社を辞めた翌日は、いつも憧れていた自由人生活の初日。今までの暮らしにサヨナラした日でも心は穏やかに過ごせました。

だけど、穏やかな日はそう長続きしませんでした。
やがて「何か始めなければ・・・」というムラムラ感が現れ、でも「もう忙しく働かされるのは嫌だなぁ」と、週休4日の仕事を探して見つからなかったり、NPOでの無償労働に傾倒したと思ったら嫌気がさしてやめたりして1年を過ごしました。要するに退職する前までに「会社を辞めたら自由な生き方するぞ」までは方向性を決めていたけど、その先具体的な行動目標を決め切れなかった私は、まあまあ中途半端なセカンドライフ船出になったのです。

しかし今思うと、独立起業とか壮大でカネのかかる野心を当時持たなくて良かったと、胸をなでおろしています。誰もがそうではありませんが、私自身の身の程を思うと、そう大したことできないのです。だから退職したら台所に立ち、料理の腕をすごく上げるとか、そのぐらいの行動に出るのが良いのではないか?と思うのが今の心境です。

セカンドライフでは貧乏暮らしの実感が変わるのか?

タイプ① 引退しても現役のように羽振り良く暮らしたい
タイプ② 現役時代は定収入の惨め気分だったけど、引退したら質素もいいもんだ
タイプ③ よく分からない
長寿国ニッポンになったから、アラ還は人生の折り返しなのかもしれないぐらいその後は長いと言います。前半戦サラリーマンで成功して優雅な暮らしに入ると後半戦のセカンドライフステージでも「いきなり質素生活」は無理っちゅうもんです。現役時代の暮らしぶりをそのまんまセカンドライフまで引きずるのがふつう。だからもし早く気が付いたらいかにお金を稼ごうとも後半戦を視野に入れてほどほどの暮らしぶりにセーブするのがいいと実感しました。

稼ぎを目いっぱい使わないことで、現役時代には余裕資金を貯蓄にまわして後半戦用資金が貯まりやすくなり、それに加えてその節約グセが後半戦の家計費をも安上がりにするから、貯めたお金は長持ちできますと言えます!これは本当のことです!!

だから現役時代のタイプ③まだよく分からない人は、とりあえずは暮らしをゴージャスにせずに、貯蓄をできるだけ増やしたらいいと思います。後半戦が接近したらその貯蓄結果見て考えましょう。

会社スーツを着ない退職後は、いっそ普段着に心血そそぐべきか!
タイプ① 普段着は安くて丈夫でいい、よそ行きの服は別にあるから
タイプ② 普段着こそおしゃれで決めたい、会社を辞めるといつも普段着だから
タイプ③ 普段着って、パジャマのことですか?
セカンドライフに入ると、スーツを着るのは非常事態のときのみです。子供の結婚式とか。
一方、いつも着ている普段着で、妻がスーパーに行くからと車で出かけたら、なぜかランチに行くことになり、その帰りにはデパートに寄ってしまった。しかもいつものヨレヨレ普段着でだ!こういうシチュエーションはセカンドライフ人にはよく起きるんです。その度に妻から「だからいつも言っているじゃない!もっとマシな恰好してよ!って」とか怒られるわけ。

そもそも日本人サラリーマンは、事務職はスーツ、工場勤務者は作業着とお決まりの服があり、それ以外は「なんでもエエわ!」になりがち。なのでオシャレという感覚がふつう無い。私も全然無い。だから今でも引き続き後悔している最中なのです。いったいどのような服がオレみたいのに似合うのか分からないし、妻が選んだ服はどうも子供っぽいかチャラい感じしてどーもって着るのにしり込みしてしまいます。

30歳代ぐらいに「男は見かけより能力だ」とか思ってしまったのがいけなかった。今にして思えば服装に限らず、会話も、楽器も、ダンスだってやっときゃよかったと悔やむのです。60歳にして。

その後悔の中でまだ何とかなりそうなのは普段着でオシャレにすること。趣味で田植えをやる人なら農作業着を、農業女子を見習ってキメてもいいんじゃないか。ワークマンなんかで安く揃うんだし。

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