2008-2018 ポートフォリオ①
株式会社ゼンショー (飲食店すき家)
15歳 2008年
アルバイトスタッフとして入社
ホールスタッフ、キッチンスタッフとして勤務
16歳 2009年
社員が休養をすることになり時間帯責任者として勤務
時間帯別売上レコード 3回獲得
人員不足店舗と2店舗勤務
17歳 2010年
5店舗の勤務と4店舗を管理するSVとして勤務
ブロック36店舗中、管理する3店舗が月間売上トップ3獲得
時給、シフト、面接など人事業務に携わる
時間帯別売上レコード 5回獲得
経験・体験
働いてお金をもらうという初めての経験をした上、社内がとてもブラックで社員さんが次々に体調不良に陥った結果、経験の浅い私にも機会が回ってきて役職を務めることができた。
今では「ワンオペ」という言葉が業種を跨いで使われているが当時のすき家はワンオペが当たり前の時代。
最終的に店舗の管理をしてわかったことではあるが、深夜帯をオープンしている限りワンオペでない限り採算が合う店舗はかなり少ないように思う。
新人教育、在庫管理、利益管理、面接、新店舗立ち上げ、店舗外活動の販売戦略、業務フローの立案など様々な経験と権限を与えてくれ、自身の経営観念を築き上げる第一歩の仕事であった。
ザ・リッツ・カールトン大阪
18歳 2011年
営業部に1年間の契約派遣社員として入社
ゲスト案内、配膳、スイートルーム対応などを担当
目立った実績はなく契約期間を延長せずに退社
研修や教育哲学など多くのものを学び、起業を早める後押しとなった
体験・経験
すき家の3年間では環境が整っていないところから自身で創っていくことを主に求められたが、リッツ・カールトンでは真逆の世界だった。
面接では派遣や契約社員であろうと応募者の70%は一次試験で落選し、落選者は二度と面接を受けられる機会がないというプレッシャーの中で筆記や実技に臨まなければならない。
また入社1日目に受ける社員研修では、私がすき家で作っていた教育の概念よりも遥かにラジカルであり、理念の浸透に多くの時間をかけるがスキルや実務的な教育の時間は少なかった。
当時の私はリッツ・カールトンがいいホテルだということを知らず、知り合いに紹介してもらって試験を受けたのだが、そんな私でも3日目の出勤時には自分が特別な空間で働いているということを感じながらスタッフルームのドアを開けている。
そこには「今日もあなたのお陰でゲストを喜ばせられたことに感謝します」と書かれていた。
経営理念とは何なのか?なぜそれが大切なのか?なぜ浸透するのか?なぜ社員のモチベートが高いのか?
本では様々なことが紹介されていることを私は3年後に知ることになるのだが、全てのことがこの1年間で身をもって学べたことに加え、書籍では感じられない部分を経験をしていると感じた。
最も衝撃的だったのは、リッツ・カールトンは社員に対して自由度が高く、責任の幅は社員それぞれ金額で決められているため、その金額内であれば上席に指示を仰ぐ必要もない。
他のホテルで働く友人と話した時は私が体験していることとは真逆であり、友人からは愚痴しか出てこなかったことは忘れられない。
この1年が無ければ私の起業への決断は遅れていたと思う。
個人事業主
19歳 2012年
個人事業主として営業代行業で活動
配達の牛乳の定期契約、インターネット回線、などを訪問販売にて行う
最初の3ヶ月は生活が厳しいくらいの成果だったが、その後は軌道に乗る
22歳 2015年
訪問販売で培ったノウハウを営業研修として売り出す
株式会社ユニー PBブランド拡販に関わる代理店への営業研修を行う
派遣会社へ派遣人材の教育システムを研修とパッケージ化して提供する
体験・経験
複数の中小企業商社から商材を受注し、2年半の間訪問販売のみで西日本の地域で活動をした。
今までは時間が経てば収益になっていたが、売れないと手元にお金が入らないという経験は初めてで、想像していたよりもメンタルが未熟なことや考えが浅はかであることを実感した。
お金がなくなっていく恐怖、支払いが滞る情けなさ、件数が上がらない悔しさが最初の3ヶ月間に凝縮されており、仮説と検証を毎日繰り返すことで4ヶ月目にようやく人が一人生活できる分を稼ぐことができた。
しばらくは自分が生きていくためにノートをつけ、営業を研究していたが、7ヶ月目以降からは人に教えられることだけにフォーカスを当て、自分のキャラクターや特殊な方法ではなく再現性を高めることに対して努力をした。
メーカーや商社からは営業成績だけでなく、考え方やノウハウの構築が認められ、取引先の社員をOJTする機会が増えていき、21歳の頃には自分が営業回りをすることとOJTなどの教育の機会が半々くらいの割合になっていた。
22歳からは取引先の社長が愛知県の商社を紹介してくれたおかげで、私自身がOJT以外で現場に出ることが無くなり、営業研修業という形で新しい一歩を踏み出した。
株式会社Untitled Group 設立
主な事業内容
営業研修業
集客コンサルティング業
企画、運営プロデュース業
24歳 2017年 Mのランチ×飲食店コンサルティング
関西飲食界で著名なブロガーと短期のプロジェクトを立案
プロのお客様目線で店舗の集客動線や業績改善を試みる
対象候補のうち3店舗で実施
24歳 2017年 ランボルギーニワイン販促
西日本販売代理店の企画、販促業務を受託する
主にクラブや高級バー、ラウンジなどと提携して販売を進める
卸先を限定したブランディングを取り年間ノルマを3ヶ月で達成
野外フェスやミスユニバースとのコラボなど、初めてブランドを活かしたマーケティングを行なった
24歳 2017年 黒門カルチャーファクトリー
住居とエンタメを組み合わせ、ビルの空きスペース活用の企画を行う
シェアハウス、イベントスペース、バー、テナントとビル一棟で様々な文化や思想が交わる空間を創出
地下にあるバーを拠点として社会性のある企画業務を優先するようになる
25歳 2018年 musume connect
女性のナイトワーク支援サイト
キャスト限定コミュニティでお店のレビューを見ることができる
現場の人事制度や教育環境というリアルからキャスト目線の店舗レビューWEBページまでの動線デザインを担当
立ち上げ時にWEBページと関西4店舗を担当
キャストの昼職への転職支援を動線に置き、自社で教育システムを構築
体験・経験
営業研修や営業商材を請け負っていると需要の方が圧倒的に高く、様々な企業から問い合わせや紹介が多かった。
しかし、最初は気付かなかったが、これは自分や会社への信用があるからではなく、世の中が "売る" ことに困っていて、"売る" ことを考えることが苦手なだけだ。
要は"売る"という最終局面は責任も労力も大きい。
そして、商社の営業担当はやっぱり営業が上手なので、紹介される商品やサービスの全てに将来性があるように感じたし、全てが価値のあるもののように見えた。
これではキリがないと思ったので本当に自分にとって面白いプロジェクトや本当に応援したいことに対して力を注いでいくようになった。
これまでに実体験で培ってきた営業研修という軸を据えて、興味のあるプロジェクトを立ち上げ、サポートすることに注力した期間であった。
Mのランチやランボルギーニなど既にブランディングのあるものから、黒門カルチャーファクトリーやmusume connect などのスタートアップまで幅広いプロジェクト立案や運営を行なった。
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