【HSP】悩みすぎると何を悩んでいるのかわからなくなる【INFJ】
あるあるだよね、こういうの。
何かについて悩み続けていたら、あるとき急に「あれ、わたし何を悩んでいたんだっけ……」って頭がバグる。
わたしはHSPにくわえて大の心配性人間だから、何かをやろうとするときにめーっちゃくちゃ悩む。
たとえばお仕事。
わたしが会議を進行しなくちゃいけないときとか。
いつも会議の日が近くなると眠れなくなったり会議のことを考えると動悸がしたりするくらい苦手なんだよね。
だから、当日なんか他のお仕事が手につかなくなるくらい緊張しちゃう。
そんなやつに責任者させるなって感じだよね。マジで(マジで)。
どういう段取りで話を進めて、ここで意見を求めて、でも意見が出てこなかったらここはこうして……とかフローチャート化できちゃうんじゃないかってくらいいろんな事態を想定して、その対策を延々と考え続けていた。
サイバーセキュリティの観点からお仕事を持って帰れない(USBを介してウイルス感染がどうたら)古臭い職場なので、夜勤中の手が空いている時間に準備をする。
会議の議題がざっと書かれたプリントと、わたしが読むカンペ代わりのプリントと、その他必要な資料。
その準備に、それはそれはめちゃくちゃ時間がかかることで。
上でも書いたように、いろんな窮地を想定して、その打開策も盛り込もうとするから、いつまで経ってもお仕事が終わらない。
で、悩みすぎて考えすぎて、どこかであるラインを超えたとき「あれ、わたしいま何に悩んでいたんだっけ……?」と、何を悩んでいたのかわからなくなっちゃう。
ふしぎ。
そもそもなぜそんなに悩むのかというハナシ。
たぶんだけど「絶対に失敗したくない」「損をしないようにしたい」という気持ちがどこかにあるから。
言うなれば完璧主義?
でもって、自分の中に理想のカタチがあってそれを実現したいし、実現させるための方法や過程もなんとなくわかっているけど、自分の力では成し得ないこともわかっているから。
上にも書いたけど、いろんな窮地を想定してその対策を考え続けるきらいがあるのも、この身の丈にあわない完璧主義が原因だと思う。
実行する力はないくせに、大層な対策を考える力ばっかりあるもんだから、永遠に悩み続けるのでしょう。
たぶんこれは治らない。死ぬまでずっとこのまま。
それにいろんな対策ばっかり考えるせいで、想定外の出来事にめちゃくちゃ弱くなっているのも事実。
臨機応変が苦手。
ここまでわたしの悪い考え方のクセをだらだら書いてきたけど、これって裏を返せば、実行力さえ身につけたらわたし最強になれるんじゃない?
じゃあ、実行力を身につけるためには何が必要で、どういうピンチが予想されて、それを打開するためには――。
悩んで悩んで悩み続けていると、あるラインを超えて何に悩んでいたのかがわからなくなる。
ひとつの出来事から始まった悩み事が、次から次へと飛躍していって、振り返ったときに原点を見失ってしまうやつ。
なんだか不健全に聞こえる現象だけど、これはこれで実はメリットもあったりしまして。
考えすぎたり悩みすぎたり心配しすぎたりした結果、そういうネガティブな思考が裏返って何も考えずにその物事に臨めるようになる。
「考えすぎてわけわかんないや、このままいっちゃえ!」みたいな。
なんとか乗り越えられるんだよね。全部物事が終わって――上で挙げた例を使いまわすと、お仕事での会議の司会進行が終わったあとで振り返ってみると「……意外となんとかなったかも?」って思えることが多い。
お仕事の会議だけじゃなくて、これまでも就活の面接とか、練習不足準備不足で急遽立つことになったステージとか、大学の入試とか。人生のいろんな場面でわたしは緊張しまくり悩みまくり考えまくってきたけど、そのたびに何を心配していたのかわからなくなって、何も考えずにそれに臨んできた。
意外となんとかなってきたんだよね。
たぶんだけど、何かのピンチを見越していろいろな準備をしようとすると、心配性人間はどこかでパンクするし、本来の実力を発揮できなくなると思う。
「いろいろな準備」はある程度までにとどめておいて、最後は出たとこ勝負にしよう!みたいなマインドセットのほうが何かに挑戦しやすいんじゃない?
無策丸腰で挑めと言っているわけじゃなくて。そこそこの準備は必要な気がするけどね。わたしの体感。
心配性人間やいろんなことを不安に感じてしまう、わたしと同じようなタイプの人間は、悩みすぎてその向こう側へ行ったときのメンタルや根拠のない自信や全能感を少しだけ頼ってもいいと思いました。
今回はこんな感じ。おつかれサマー。
みなさま、よき出たとこ勝負ライフをお過ごしください。