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【補充】「最後の1個」にまつわるあれこれ

きょうのできごと。
というか、ただ最近の愚痴。

最近お仕事をしていて、いろんな備品の最後の1個に出くわすことが多い。
たとえば、患者や利用者のケアに入るときに使うニトリルのグローブ、職手を拭くペーパータオル、いろんなところにあるティッシュ、ゴミ袋、トイレ掃除用の洗剤、エトセトラ。

当然最後の1個を使うのがわたしだから、倉庫へ行って新しいものを取りにいかないといけない。
終わったときにすぐ次を出せるよう、だいたいは近くに未開封のものが控えているんだけど、最近はそこにも控えていないことが多い。
ちょっとしたストレス。
というか、自分が使ったときに残りが少なかったら気づくもんじゃないの?
残り少なかったら、新しいやつの封を切って置いておくもんじゃないの?
これやってるのわたしだけ?
だとしたらわたし偉くない?
いや、偉いよ。

残りが少ないだけならまだいい。
最悪なのは、箱だけ置いてあって中身がないとき。
言葉が通じない人間を相手にしているし、常にストレスを感じるようなお仕事だけど、業務中にいちばんストレスを感じるのがこれ。
はぁ?ってなる。
ニトリルのグローブがなかったとしよう。
わたしはトイレの対応中で、その場から離れられない。そこでグローブが必要になり、箱の中から取り出そうとする。
しかし、箱だけが置いてあって中身はなかった。
近くを見回しても、ストックは置いてない。
ここで、わたしは怒る。
「終わったんなら空の箱を捨てて! 新しいの用意してよ!」
そういうときは対応の種類にもよるけど、サイズが小さいグローブに無理やり手を突っ込んで対応したり、最悪の最悪は素手で対応したりする(これは見つかると怒られる)。
対応が終わったあとは、空き箱をゆっくり踏みつぶしてから捨てる。ちょっとだけストレス発散。
このイライラはここで終わり。そうしている。

職員が手を拭くペーパータオルもそう。
空っぽなのに次が補充されていないことが、ここ数日で何回かあった。
手は濡れているから、いろんなところ触りたくないし。
中身がどのくらいなのか見えるようになっているんだから、終わりそうだったら補充してください。ほんとうに。

他にもある。
小さなゴミ箱がいっぱいになっていて、大きなゴミ箱に中身を移そうとした。
でも、大きなゴミ箱は蓋が閉まらないくらいパンパンで、新しい袋に交換しないといけない。
別にわたしが絶対にやる必要はないんだけど、まあ気づいてしまったし、このまま放っておくのもなんだかなあ、とゴミ袋を取り出して口を縛る。
で、大きなゴミ箱に新しくゴミ袋をセットしようとしたら、そのゴミ袋のストックがなかった。いったん、その場はそのままにして、わたしは倉庫にゴミ袋を取りにいく。
しかし! 倉庫にもゴミ袋のストックがなかったのだ!
たまたまその日に届く予定だった。不運にもいちばんイライラするタイミング。
けっきょく、別のゴミ箱からゴミ袋を拝借して事なきを得た。
このときは夜勤明けだったのもあって、めちゃくちゃイライラした。無意識のうちに舌打ちとかしていたかもしれない。

冷静になって考えてみると。
ほんとうはグローブとかゴミ袋とかをちゃんと補充するつもりだったけど、患者や利用者が急変したり、一度にたくさんコールが鳴って飛んでいかなきゃいけなかったり、なにか事情があったのかもしれない。
わたしにもそういうことはあるし。
その場の状況だけ見て、短絡的にイライラするのはよくないよね。

でも、補充はしよう。
本筋の業務以外のところでイライラしていたらもったいない。




最後の1個にまつわるあれこれは、なにもネガティブなものばかりではない。
これも最近のできごと。
愛用していたハンドクリームを切らしていたことを思い出して、ドラッグストアに入る。
月間キャンペーンだったのか、その日が割引デーだったのかはわからないけど、愛用のハンドクリームも割引対象でいつもより少し安く売っているようだった。
わたしは真っ先に季節品のコーナーへと足を運ぶ。いつもお世話になっているお店なので、どこに何があるかはだいたい把握しているから、目当てのものはすぐに見つけられた。
愛用のハンドクリーム、最後の1個
これはラッキー。迷わずカゴに入れて、無事購入。
おかげで、お仕事のせいで荒れ放題だったわたしのおててもつやつやしっとりになった。

うーん。
イライラにくらべて、ラッキーの規模が小さすぎる気がしなくもない
でも、こういう小さな幸せやラッキーを見逃さないメンタリティが大事。
小さな幸せをじんわり噛み締められるゆとりが大事。
ふだんはお仕事に忙殺されたり、小さな幸せを踏みつぶすくらい大きなイライラに襲われたりしていて忘れがちだけどね。




そんなこんなで、最後の1個にまつわるあれこれでした。
聞いてほしかったのは前半の愚痴。
後半のラッキーは、愚痴だけじゃあまりにもわたしが可哀想だったので無理やり添えただけ。

みなさん、備品の補充はしっかりしよう。
誰も知らないところで、わたしみたいに静かにキレている人がいるかもしれないよ。

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