この記事は、小学生が親の手伝いなしで弁当を作る「弁当の日」の素晴らしさを伝える記事です。
私が今回、この記事を書く目的はつぎのとおりです。
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◆教室では学べないことを学べる「弁当の日」の素晴らしさを知ってもらう
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1.「弁当の日」一期生が20歳になったら?
「弁当の日」発祥の滝宮小学校の子どもたちが20歳になったら、どうなったのでしょうか?
70%、81%という数字は多いでしょうか。
比較してみましょう。
人生は、学校を卒業してからが、ある意味本番。
学校の外に出たとき、”学んだことを活かせるか”が大事だと考えています。
次は、滝宮小学校で第一回「弁当の日」を経験した森さんが大学4年生になった時に書いた文章を紹介します。
「弁当の日」を学んだ子どもたちは、立派に成長しているようです。
2.サラリーマンも「弁当の日」
なんと、「弁当の日」を会社で実践された方もいます。
2004年度に九州大学(大学生版「弁当の日」が活発な大学)農学部を卒業した馬淵崇さんです。
私は高等学校に勤務することになってから、「ランチミーティング」をしていたことがあります。
ミーティングと言っても、話す内容は公私混同しています。
大人からも畏敬の念を抱かれる体育の先生が「ケーキ作ってきたわ」とチーズケーキを持ってくるなど、意外な一面が見られて楽しいものでしたよ。
3.「弁当の日」Q&A
「弁当の日」に興味を持った方の参考になるようなQ&Aを2つ紹介します。
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Q.私の子どもが通う学校には、「弁当の日」がありません。どうすればいいですか?
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A.
『すごい弁当力‼』では、【みそ汁隊長】の例も紹介されています。
【みそ汁隊長】とは、朝のみそ汁を作る当番のことです。
親と子が、ローテーションで順番にみそ汁を作るのです。
健康に良い「みそ汁」を家族で作るなんて、素敵な取り組みです。
弁当ではなく、家族のためにみそ汁を作る「みそ汁の日」もあります。
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Q.もし事故が不幸にして発生した時、責任はだれが、どのようにとるのですか。
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A.
竹下先生は、「責任は誰もとれません」と明言されています。
また、「小さなケガの経験は大きな事故を防ぐ力になる」という言葉も、本当にそのとおりだと思います。
人間、失敗したことからの方が学ぶことが多いですからね。
イギリスの思想家、カーライルも「経験は最良の教師である」と言っています。
4.次回予告
さて、次回は最終回です。
最終回のテーマは、『未来へ』。
「弁当の日」を2年経験したある男子児童は「自分一人で弁当を作れるようになりました」と言いました。
しかし、「やはり自分一人では弁当を作れない」と気がつきました。
いったいどういうことなのでしょうか?
ご期待ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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引用した部分は、note上で読みやすくなるよう改行などを加えました。
また、太字にしたのも私です。
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