肉アレルギー│DAY25
皆さん、アレルギーお持ちですか?
花粉やハウスダスト、小麦、牛乳…
症状も様々。
私は、肉アレルギーです。
え?肉?
ってなりますね。私もそうでした(笑)
しかも子供の頃からではなく、ある日突然発症したんです。
バレエから帰って服を脱いでお風呂に入ろうとしている時のことでした。
なんだか体が痒いなぁと思い見てみると、蕁麻疹がいたるところにできていました。
ですが子供の頃、寒冷蕁麻疹がよく出ていたので、気になりつつも放っておくことにしたんです。
しかし、次の日もそのまた次の日も蕁麻疹は出て、酷くなる一方でした。
これはおかしい。
そう思い、家の近くの皮膚科で見てもらうことにしました。
診断は、ストレスなどによる慢性じんましん。
大量の飲み薬が処方されました。
府に落ちませんでしたが、たしかにその時期は毎日忙しく精神的にも追い込まれていたため、黙って薬を飲むことにしました。
しかし、症状はよくなるどころか酷くなり、呼吸がしずらいという症状まで出るようになりました。
もう一度受診しましたが、返事は同じ。血液検査しかされず、薬が増えただけでした。
このままじゃ危ない。
そう思い、アレルギーを専門にみてもらえる病院を見つけ、さっそく受診しました。
その病院の先生も、食物アレルギーは考えられないだろうという見解でしたが、念のためアレルギー検査を行うことにしました。
検査結果は、牛肉アレルギー。
思いもよらない結果に唖然としました。
まずそんなアレルギーが存在すること自体知りませんでしたし、もし検査をしていなかったら…と思うと背筋が凍りました。
すぐに検査入院をすることになり、負荷試験を行いました。
負荷試験
負荷試験とは、アレルギー症状の抗原とされる食物を少量ずつ食べてみて、経過を観察するという試験です。
医師付き添いの元、グラム単位で用意された牛肉を食べ、15分観察し、また食べるという事を繰り返し行いました。
なかなかいつものように蕁麻疹が出ないので、違うのではないかと疑われましたが、数時間後、体のいたるところに蕁麻疹が出てきました。
そして、肉アレルギーは、遅延型という数時間後に症状が出るアレルギーであることも分かりました。
肉無し生活のはじまり
肉を食べなきゃいいんだと思っていましたが、実は多くの食品の中に肉成分が使われていることを知り、多くのものが食べられなくなりました。
まず、カレーやシチュー、コンソメの素。これらには、バッチリ入っています。
同じまな板やフライパンで調理されているものにも反応してしまうため、外食も限られました。
ただ、かろうじて鶏肉は食べても大丈夫だったので、鶏肉からタンパク質は摂取することができました。
肉が食べられない。
はじめの頃は本当に苦痛でした。
アレルギー、好き嫌いと無縁だった自分が、よりにもよって肉アレルギーなんて…そんな不甲斐なさ、そして我慢してもご褒美で食べることができない辛さ。
ダイエットとは違う、苦悩がありました…
アナフィラキシーショックの危険もあったため、エピペンという自身で注射する薬を持ち歩くことにもなりました。
それでいいのだ
でも、それでよかったんです。
お肉を食べなくなってから、良い変化もありました。
・お肌の調子がよくなった
・食物繊維のおかげで便通がよくなった
・食品表示を気にするようになって、健康意識が高まった
・体が軽くなって、体力もついた
力をつけるためにお肉を食べねば!
タンパク質には、お肉!
と思っていましたが、どうやら私の体にはあまり肉は必要ではなかったようです。
アレルギーになってしまった原因は色々考えられますが、それよりも、健康のこと、食べることを考えるキッカケになったことに感謝して、今後も自分の体、心と向き合っていきたいと思います(^_^)