【小説】 逃走 #03 現場検証
程なくして、警察がやってきた。パトカー一台で警官二人。まぁ、夜中だから仕方ないのだろう。しかも山越えの小さな道なので。タケシの勤めている研究所が有る町の警察署からやって来たらしい。この山道が管轄内にあるのだろう。
ベンツが止まっている前に覆いかぶさるようにタケシのシルビアが止まっている。しかもシルビアの運転席側の窓が割れドアは凹んでいる。衝突にしては位置関係がおかしい。
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