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代表久本和明 世界35カ国周った結果。ワンピースがつくっていきたい「幸せ」があふれる世界

株式会社ワンピース広報の大内です。
弊社代表の久本和明が2023年1月から10月の10カ月、ほぼ日本にいないんじゃないかっていうぐらい海外を飛び回り、北欧、ヨーロッパ、東南アジア、中東 35か国以上を訪問し、世界の「教育」「幸福」「街づくり」「価値観」「政治」について見て、体感して、学んできたことを『社長研修(ワーク)』という形でシェアしてくださったので、レポートします。
(※代表久本が話した内容について、一部伝聞表現を使わずに記しております)
研修のテーマ:自分と向き合う。自分の軸を自分自身で認知する。


世界でみた「幸せ」。3つの幸福の中でも「オキシトシン的幸福」を大事にする


私たちが求めている「幸せ」には3つの種類があると言われています。セロトニン的幸福、オキシトシン的幸福は持続する幸福であり、し順に積み上げ、満たされていることが大事だと言われています。

脳内物質の本を片っ端から読んでいくと、私たちの日常的な幸福感を構成する主たる幸福物質として、「ドーパミン」「セロトニン」「オキシトシン」の3つが特に注目されています。
「ドーパミン」「セロトニン」「オキシトシン」は、多くのウェブサイトで「幸福物質」「幸福ホルモン」と紹介されており、世界的に見ても3大幸福物質といってもよさそうです。

ドーパミンが出ていると、心臓がドキドキするような高揚をともなう幸福感が出ます。セロトニンが出ていると、爽やか、安らかな、おだやかな幸福感が出ます。オキシトシンが出ていると、人やペットなどとの「つながり」「愛情」、あるいは赤ちゃんを抱っこしているときの、愛に包まれた幸福感が出ます。

樺沢紫苑『精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法』(飛鳥新社)


日本と世界の状況は大きく違い、幸福という考え方でも異なると感じたそうです。
大きく異なる点としては、アジア・東南アジアでもヨーロッパでも家族が互いにとても愛し合っており、傍から見てもラブラブであることがわかるほどで、愛情、ハグ、絆、リラックス、心地よいといったものが、家族の中で満たされており、彼らは「幸せだ」と言ったそうです。あまり物欲がなく、家族を大事にしていることが、生活の不安も将来の不安も子育ての不安も減らしているのではないだろうか。反面、日本では、お金やモノを得ること、地位や名誉を手にいれることでの幸福を求める傾向が高く、同時に子育ての経済的負担、老後の心配、だから貯金する。働く。という流れが生まれ、しんどい状況にあるな、と感じたそうです。
頑張り屋でまじめな人が多く、それが強みでもあるけど、同時に頑張りすぎてしまっている。頑張りすぎちゃう癖がある。緩めるマインドセットも必要だと感じたと言います。
いつもこの「ドーパミン的幸福」を追い求めており、成功したい、認められたい、称賛されたい、というような上へ上へという感覚で、走り続けている日本人。手に入れたとしても、ドーパミン的幸福は一過性のものであるからなかなか満たされない。ドーパミン的幸福を求めることが悪いということではなく、そこにだけフォーカスすると、走り続け結果を出し続けないといけないため疲弊してしまう。それ本当に必要なのかな?と考え、不必要にお金に支配されず、不必要にモノを手に入れすぎない。自分にとっての必要なもの、幸福感ってなんだろう?ということを見定めていかないといけない時代に突入していると言います。

代表久本が言うには、世界中適当だった。曖昧さと信頼の中で成り立っていた。そんなに頑張っていなかった。17時や18時には、みな家に帰るし、子供たちのお迎えいかないといけないからって、カフェは14時に閉まる。でもちゃんとそれで良しとされている。

しゃべっているだけで幸せ。
自然の中でゆったりしているだけで幸せ。
デートいこう!が森に散歩いくっていうのが普通。
35カ国どこに行っても、ほとんどがそんな感じだった。
ビジネス大国のシンガポールでも日曜日の街中はそんな光景ばかりだった。

代表久本和明 Instagramより
代表久本和明 Instagramより
代表久本和明 Instagramより

合意されている幸福の価値観『あなたがあなたでいること。』

ヨーロッパは、「株式会社デンマーク」「株式会社ノルウェー」のように国が会社のようだと言います。
自立し自律する人たちを育むことに国が本気で取り組んでおり『あなたが選べる。あなたが考える。あなたが意見を持つ。あなたがどうしたいのか?』ということが、幼少期から徹底され、ベースにあるそうです。それが、最高の幸せなんだという考えが浸透している背景としては、ヨーロッパの長い歴史の中で、『わたしがわたしでいられる』、ということがどれだけ幸せなことかということを知っているからだとも言われています。
問題が起こった時に、どう解決するかを知っており、いつでも学び直すという姿勢がある。この職業についたから成功したね、という考えがなく『わたしがわたしでいられる』『あなたがあたなでいること』が叶ってるね!とリスペクトし合っている
反面、日本では、これが達成するとあなたすごいよね、といった●●ができるとすごい論が多いのではないでしょうか。

代表久本和明 Instagramより

信じて任せる

『あなたがあなたでいること』を実現していく中で必要なことは、信じて任せるということ。
ワンピースでは「人々の毎日に、幸せや歓びや感動の溢れる世界をつくる。」というコンセプトのもと、組織体制を仮説しコミュニティ組織(ティール組織)として経営してきましたが、この考え方、やり方がヨーロッパ中のスタンダードだった。自分がワンピースでやってきたことが間違いではなかったとも感じたそうです。
それぞれの役割が、他の誰かがやりたいことができるようにサポートすることが仕事。例をあげると、教育現場では、先生は子供がやりたいことができるようにサポートし、校長は先生がやりたいようにできるようにサポート、教育委員会は校長や学校を信じて任せ、国は地方自治体を信じて任せる。 だから、学校によって、先生によって授業が異なっていたそうです。
信じて任せる=尊重する ということ。
『わたしがわたしでいること』『あなたがあたなでいること』
自分で決めて自分でやるということは、同時に責任が伴うということ。結果を追うこと。
でも、失敗したからと言って責められるということではない。
会社でも同じであり、社長の役割はファシリテーターのような役割で、それぞれが決め責任をもって進める、ということが当たり前にされていました。

もし、疑いや怒りの感情、不安が沸き立ってきたら、それをどうコントロールするか調整するか?が大事で、エモーショナルコントロールと言われています。ヨーロッパでは、幼いころから、「洗い出して、どう対処するか?」のエモーショナルコントロール学んでいるそうです。
だから、大人は怒らない。怒ることで何かいいことが起こるのか?と考えています。同時に、意見を言うことは怒られること(怒ること)とは違い、意見を言うことは大事だとされています
「怒られる」ということへの恐怖は、幼少期の出来事が影響しています。幼少期に怒られたことで、脳に傷がついて、大人になってから「自分を信じることが難しくなっている」という問題になっている。
代表久本が言うには、私たちが練習していかないといけないことは、「信頼する」ということだけではなく、「自分が自分である」、ということ。それが、自分を信じることに繋がる考えている、とのことでした。

代表久本和明 Instagramより
代表久本和明 Instagramより

バリ島で知った「カルマ」

バリ島で出会った考えに「カルマ」というものがあったそうです。
人間の心はスマホのようで、機種変更したら過去データを移行するように、私たち人の心には、全員過去データが移行されていると考えられていると言います。では誰のデータが移行されているのかというと、親から先祖から受けたものだそうです。幼少期に親や家族から受ける環境や思考、思いを受け、その時に心の価値観、プログラムが出来上がる。そしてその時に形成されたこと感じたことは、今でも自分の中にあって、影響を与えてくる。
久本自身も幼少期の両親の関係によって、喧嘩や言い争いの場面は見るに堪えれない、びくびくする、居たたまれない感情になり反応してしまうと言います。
バリ島ではこれを「カルマ」といって、例えば、自分が笑ったら、相手も笑ってくれる。いい雰囲気になったらいい雰囲気が伝染する。イライラしてたら、イライラが伝染する。これをカルマと言っている。伝染し、良いことでも悪いことでも跳ね返ってくる。
目の前で起こっていることが良くないことや、負の感情が芽生えるものであるならば、それは、自分が起こしたものかもしれない。
もしかしたら、親や先祖からの跳ね返ってきているものなのかもしれない。
例えば、DVを受けて育った子供が親になった時にDV をしてしまったり、厳しく育てられた子が自分の子供も厳しく育ててしまう。等。
先祖の悪い「カルマ」が自分に返ってくる、というように機種変更してデータを移行したように受け継がれてしまう。だからこそ、自分のところでできる限り浄化していこう、という考えがバリ島では「お祈り」として行われていました。
お祈りは、1日3回行われ、自分を振り返り、今日どんなことがあったか、どうしてそう感じたのか、良くなかったことがあれば、謝る、ということを繰り返すそうです。そして赦していく

代表久本和明 Instagramより

心を学ぶ。ネガティブエネルギーを浄化させる

悪い感情、負の感情は、誰しもが持っているということが前提で、バリ島でのお祈りのように、自ら浄化させていくということが大事。これは、幸福な社会をつくるテクニックのひとつでもあり、久本自身が所属している起業家・商業社の集いであるEOで実践されていることも同じ原理だそうです。

バッドエモーション(負の感情)の時に、なぜその感情が起こったのか?を紐解いていく。そこでたどりつくのが、過去にあった経験や体験であることが多い。その時に感じた自分の感情にひきずられている可能性があるから、調整して、そういう現象が起こっても、同じような反応にならないよう練習していく
心の内側にあるものが大事
心があるから現象が起きる 
何かしたいと思いやきっかけがあって、現象が起きる。その源になる心が汚れていたり、傷ついていたり、傷つくと、バッドエモーションが発動し、連鎖していくということが、あまりにも日本では多いのではないかと感じていると言います。自分のところで断ち切るには、心を学び、負の感情になったときに、なぜその感情が行ったのか、を紐解いていくこと
幼いころから心や思考を学ぶ宗教が少ない日本では、この紐解きを一人で行うことはまだ不慣れな人が多く、難しいからこそ、他の人の話を聞いたり、話をしたりすることで、紐解き、浄化させていくことが大事だと考えます。
そうすることで、楽しいエネルギー、前に進もうよっていうエネルギーが自分の中からでてくるようになる。
負の感情は、良い感情の10倍エネルギーが高いと言われています。「カルマ」の伝染としても高くなっていきます。だからこそ、高いバイブスで、良いエネルギーをまき散らす。自分で自分をどう調理するか?どう調整するか?
良い感じの気運に乗ったときに、ヒット作が生まれたりする。
良い雰囲気で、良い感情で、良いプロダクト、良い接客ができたときって、いいものが返ってくる、ということは、誰しもが体感したことがあるのではないか、とのこと。つまり、それが良いカルマが連鎖していることだと言います。

ポジティブエネルギーをつくるワーク

自分が大事にしたいと思っている価値観
家族への価値観
仕事への価値観

それぞれを、自分で出し切って、3つに絞ってみる。
そして、なんでそれなのか、をシェアしてみる。
それぞれ、大事にできているのは何%か、数字に表してみる。
どうしてその数字なのかを感じ取ってみる。そしてシェアする。
それぞれで出した言葉、感じていることをつなげてみる。
重なる部分は?共通する部分は?

そして、10年~20年かけてでも大事にしたい人生の軸、人生の価値観を書き出してみる

このワークを受けた、チームディレクター、サブディレクターからは、やっぱりこれだったんだと改めて感じた、新しい気づきがあった。少し変わってきている。といったような感想がありました。

言葉にする、考える、繋げる。
そこに見えてくるのが、内なる大事にしているものだったりします。
あなたがあなたでいられるものってなんなのかなっていう振り返り方。
悩んだ時に、そこに立ち返って、もう一度眺めてみる。
今していること、今考えていることは、本当に自分はやりたいと思っていることなのかな?
そうやって自分の軸を見つめて、そこからのエネルギーこそが、周りにもいい影響を与える「カルマ」になっていくはず
と言います。

チームディレクター、ディレクターでのワーク風景

最後に、感想

社長ワークに参加して感じたことは、
「わたしがわたしであること」(その人が大事にしている思いや価値観)を尊重し合うことが、良い状態を作るということ。
尊重し合う、というのは、互いを知り、そうなんだね。と受け取ること。
自分の価値観を言葉にして繋げてみることで、自分軸が認識できるということ。
その自分軸で生きることが幸せであり、互いを尊重するから感謝と思いやりが生まれ、自分軸を大事にしたいからこそ、相手の「自分軸」も大切にするという良い循環が生まれて、良いエネルギ―が発動していく。
何事も、スタートするのが「自分」にあるということを考える時間でした。

同時に、ワンピースの良いところだと感じた点が、この価値観ワークで、それぞれが自分の言葉で臆さずシェアする文化があるっていうこと。
そんな私たちだからこそ、改めてこの考えや思考を持って、自分軸で挑戦していくことで、良いカルマを伝染させて、ワンピースコンセプト「人々の毎日に、幸せや歓びや感動の溢れる世界をつくる。」に向かって、幸せを広げていきたいと感じました。
「働く世界を楽しくなれば、人生もっと幸せになる」と考えているので、私起点で良いカルマを伝染させたい!と思った時間でした。


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