【コロナで脱資本主義】エピソード2 なぜ、サラリーマンは貧乏なのか?(3)
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エピソード2
なぜ、サラリーマンは貧乏なのか?(3)
「私がこのメカニズムを勉強していた頃は、興奮のあまり寝付けずに、また、寝ても夢にまで出てくるありさまでした。だから、決して大袈裟ではなく、二人も私の講義を、眠れなくなるかもしれない、くらいの覚悟で聞いてください」
ボクの喉仏が鳴った。そして、それが聞こえたのか、はたまた興奮のためか、エリカも思わず眉根を寄せて、真剣な表情のマルクんに言葉をぶつけた。
「ねえ。本当に、資本主義というのはサラリーマ