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悪意の量
根っから心の優しい人に憧れる。
生まれるときに神様から手渡される悪意の量は、人それぞれだ。
私の体内は人よりも多い悪意が充満している、と思う。
良い人になりたい。でも、我慢できないことは我慢できない。思考からくる怒りもあれば、生理的に生まれる怒りもある。私は後者が圧倒的に多い。怒りは疲れる。私もできることなら怒りたくない。
人には悪意の量を嗅ぎ分ける力が備わっていると思う。優しい人に、心底、かなわない。
どんな最低な人とも同じ土地の上で共生しないといけない事実が、たびたび、私を打ちのめす。
自分が嫌になればなるほど、誰かが嫌になればなるほど、とことん死にたくなる。でも私を繋ぎ止めてくれるのも人だったりする。
面倒くさい人を好きでありたい。
私が私を許すために。