
長い不安
書かなければ届かないのに、書けない。書くことが何もない、浮遊したまま毎日が過ぎていく。
食べることも眠ることもしたいと思うけれど、いつ死んでもいいな、とも思う。
なんで生きているんだろう、毎日起きて考えて感じないといけないんだろう。なんで死んだら悲しいとされるんだろう、死んだらすべて消えてしまうのは怖くて、怖いという感情がひたすらに邪魔。でも他人にはぜったい、死んでほしくない。勝手!
嫌なことから逃げても、漠然とした不安がずっと脳裏を駆け巡っていて、でも書けない。私は私のために書けない。ずっと誰かに頼って生きてきた。
瞬間、瞬間の楽しみを糧に、なんで生きていかないといけないんだろう。まどろむのは楽しい。まどろむ時だけが不安から解放される。ずっと夢の中にいたい。楽しいかも、と思ったこともぜんぶどうでもよくなる。何を着てても何を作ってもたいして変わらない。起きたあとは何かしないといけなくてそれが辛い。解放されたい、とずっと思っている。
漠然と続いていく、途方もなく長い不安。